野生は「自然の中に存在する動物のこと」。
基本的に飼育された経験が皆無な動物を指すことが多いです。
地球上の存在する動物の大半はこの野生になります。
野良は「かつて飼育されていた経験があるものの、現在は捨てられた動物のこと」。
野良は人間の生活圏に存在することが多いため、人間に慣れているケースが多いと言えるでしょう。
「野生」の意味
野生とは、自然の中に存在する動物のことです。
飼育されていた経験がないため、基本的には自然の中でずっと生活をしてきた存在です。
人間の生活圏外で暮らしていることが多いので、人間に慣れていないケースも多々あります。
逆に言えば、野生の動物に関しては、人間にとっても馴染みがないケースが多いので、普段の生活の中で意識する存在ではないはずです。
「野良」の意味
野良とは、かつて飼育されていた経験があるものの、現在は捨てられた動物のことです。
飼育されていた時期があったものの、何らかの理由で自然環境に放たれ、現在は飼い主が存在しない動物を指します。
人間のもとで飼われていた経験があり、人間が生活する環境下で暮らしていることが多いため、野良の動物は人間に慣れていることが多いです。
「野生」と「野良」の用法や用例
「野生の動物を直に見る機会は少ない。
特に都会的な場所に住んでいると、ほとんど遭遇する機会はないだろう。
田舎など、自然が豊富な場所に行かないとまず会うことはできないだろうな。」
「普段生活していると、野良の猫などをよく見かける。
こういった猫の多くはかつては人間に飼われていた経験を持っており、現在は捨てられてしまった存在なんだ。」
野生と野良はともに飼い主がいない状況
野生と野良は現在はともに飼い主がいない状況であり、自力で生きていかないといけない境遇の動物です。
ただ、野生は生まれたときからずっと飼い主がいない状況だったものの、野良は飼い主がいた時期が存在していた動物に対して使うことが多いです。
共通点はあるものの、こういった感じで違いもあるので、そこを知っておくと良いでしょう。