絞殺は「ひものようなものを使って、人間の首を絞めて殺すこと」。
一般的には道具を使い、それによって首を絞めて殺す方法を指しています。
扼殺は「手で人間の首を絞めて殺すこと」。
首を絞めて殺すという部分は絞殺と同じですが、道具を使わない点が特徴と言えます。
自分の手を使うので、道具がそばにないときでも可能な手段なのです。
「絞殺」の意味
絞殺とは、ひものようなものを使って人間の首を絞めて殺すことです。
一般的には道具を使って殺す方法と言えます。
やはり道具を使った方が首を絞めやすいということが言えるのでしょう。
現実でも首を絞めて殺す際には、ひもなどを使うケースが多いです。
だから、絞殺に関しては殺害の方法としてはメジャーと言える状況になっているのです。
「扼殺」の意味
扼殺とは、手で人間の首を絞めて殺すことです。
状況としては絞殺にかなり似ていますけど、道具を使わないという点に特徴があります。
道具を使った方がやりやすい可能性はありますが、衝動的な殺人などで、その場に適当な道具がないときには、手を使って殺すことになる場合があり、そういった際に扼殺という言葉を使っていくのです。
「絞殺」と「扼殺」の用法や用例
「この遺体を見る限り、絞殺によって殺されたようだ。
首にひも状の跡が見られる。
凶器は探せば、そのうち出てくるかもしれないが、犯人が持ち去ったという可能性もあるか。」
「今回発見された遺体は扼殺だ。
凶器が存在しないから、それだけ証拠となるモノが乏しい状況だ。
これは犯人逮捕にあたっては、かなり苦労する可能性が考えらるぞ。」
絞殺と扼殺の違いは明白
絞殺と扼殺に関してはともに殺し方の手段になりますが、その内容は非常に似ています。
ただ、道具を使うかどうかという点で違いがあります。
絞殺はひも状のものを使いますけど、扼殺は何も使いません。
したがって、似ている状況とは言えるものの、明らかな違いが存在していると言えるでしょう。
だから、区別自体はしやすいと評価できるはずです。