「謙譲語としての受けること」という意味で、何かを受ける、受け取るときにへりくだった言葉を使う際に拝受と言うのです。
したがって、拝受というのは敬語になります。
したがって、目上の人たちに対して使うことが一般的な言葉と言えます。
逆に部下などに対して使うと不自然なので、そこはしっかりと覚えておかないといけないのです。
「拝受」の意味
拝受というのは、受ける、受け取るというときの謙譲語であり、上司などの目上の人たちに対して使います。
だから、部下などに対して使うということは基本的にしないのです。
ビジネスシーンなどでは、この拝受という言葉を使うことはよくあるので、確実に頭に入れておく必要があります。
正しく使うことができれば、相手の印象は間違いなく良いはずですから。
「拝受」の使い方
拝受という言葉は、ビジネスシーンなどで謙譲語として使用する言葉です。
ただ、拝受に関しては、拝受いたしますなどの表現を使うことがあります。
こういった言い方は正しくは二重敬語と言って、文法的に間違いがあるのですが、多くの人は二重敬語という概念を知らないので、より丁寧なことだと思って使ってしまうのです。
間違いではあるものの、そういう使い方は定着してしまっているのでそこは覚えておきましょう。
「拝受」の例文
「お世話になっております。
先日はお時間をとっていただき、どうもありがとうざいました。
送っていただいた契約書に関しましては、本日無事に拝受しましたのでご連絡をさせていただきたいと思います。
私どもといたしましては、御社と契約をさせていただきまして非常にありがたく思っております。
今後とも宜しくお願いいたします。」
拝受は二重敬語として使うことも多々ある
拝受という言葉は、通常は拝受しましたという言い方をしますけど、拝受いたしましたという言い方をしている人も多々います。
二重敬語という概念が浸透していないため、そういった文法的に間違った言い方をする人が多くいるのです。
しかし、その間違った言い方は世間では正しいものとして扱われてしまっているので、そこは頭に入れておきましょう。