ビジネス用語として広く知れ渡っているため、聞き覚えのある方は多いと思います。

業界によって意味や定義は変わってきますが、基本的には「確定」「決定」という意味です。

他にもさまざまな意味を持つ言葉で、どのような業界で、また、どのようなシーンで使われているかによって意味が変わることがある点に注意が必要です。

「フィックス」の意味

一般的には「確定」「最終的な決定」という意味で使われています。

そのほか、「修正」「固定」という意味で使われることもあります。

フィックスの語源は英語の"fix"ですが、英語の"fix"もまた様々な意味を持つ単語です。

英語の"fix"も「決定する」「確定する」「修理する」「固定する」という意味を持っています。

さらに、英語の"fix"もまたラテン語の"figere"を由来としています。

ラテン語の"figere"は「固定する」という意味を持っています。

「フィックス」の使い方

「フィックス」を大まかに3つの意味に分類して、それぞれの使い方をご紹介します。

(1)「確定」「最終的な決定」という意味で使われる場合
ビジネスシーンで使われる言葉です。

何度か変更や調整を重ねたスケジュール等に関して、最後に決定したものに対して使われます。

また、変更や修正が行われた書類等に関しても、最終的に内容を確定したものに対して使われます。

(2)「修正」という意味で使われる場合
IT業界で使われる言葉です。

製品やアプリケーション、Webシステムなどに不具合や瑕疵が生じた場合、それらを修正、改修することを意味します。

(3)「固定」という意味で使われる場合
建築業界や制作業界で使われる言葉です。

例えば、建築業界で使われる「フィックス窓」とは、開け閉めできないように固定されている窓を指します。

また、制作業界で使われる「フィックス撮影」とは、カメラを固定して撮影することを指します。

「フィックス」の例文

3つの意味に分類したそれぞれの「フィックス」の例文をご紹介します。

(1)「確定」「最終的な決定」という意味で使われる場合
「会議の日程をフィックスさせる」→「会議の日程を確定させる」
「文書のフィックス版を提出する」→「文書の最終決定版を提出する」

(2)「修正」という意味で使われる場合
「アプリケーションの不具合をフィックスした」→「アプリケーションの不具合を修正した」

(3)「固定」という意味で使われる場合
「採光のためにフィックス窓を取り入れる」→「採光のために開閉できないはめ殺し窓を取り入れる」
「3秒フィックスで撮影をする」→「3秒カメラを固定して撮影をする」

まとめと注意点

「フィックス」は
ビジネス用語としては「確定」「最終的な決定」
IT業界では「修正」
建築、制作業界では「固定」
など様々な意味を持つ言葉です。

そのため、この言葉を使うとき、または使われたときは、話の流れやシチュエーションをより考慮することが大切になってきます。

少しでも違和感を覚えたり迷ったりした場合は、相手に必ず意思の確認をするよう心掛ける必要があります。

おすすめの記事