世・セは「世の呉音読みのこと」。
「世界」と言い換えると分かりやすい。
世・セイは「世の漢音読みのこと」。
「21世紀」と言い換えると分かりやすい。
呉音「セ」が使われている「世界」と言う言葉はもともと仏教由来で、「世=時間、界=空間」を意味したものでした。
後に「世の中」と言う意味で使われてきました。
呉音は「前世、現世、来世」と言うように使われます。
「世・セ」は呉音読みのこと
「世・セ」と読むのは呉音読みの発音です。
古くは仏教用語に使われ「世界(セカイ)、前世(ゼンセ)、現世(ゲンセ)、来世(ライセ)、末世(マッセ)」など使います。
他には「世間(セケン)、世辞(セジ)、世俗(セゾク)、世帯(セタイ)、世相(セソウ)、世情(セジョウ)、世襲(セシュウ)、世話(セワ)、出世(シュツセ)、世論(セロン)」などの言葉があります。
「世・セイ」は漢音読みのこと
「世・セイ」は漢音です。
比較的新しい音で、使用例は「21世紀、世紀末、救世主キリスト、処世術に長ける、旧約聖書の創世記、暗黒の中世、近世、現世、渡世人、治世、時世は移る、隔世の感、厭世感」などがあります。
言葉としては呉音が多く漢音は比較的少なくなっています。
語源は「十を三つ重ねた漢字で三十年と言う長い時=人生、世の中」を表しています。
「世」の訓読み、その他
「世」の訓読みは「よ」です。
「世渡り(よわたり)上手、世迷言(よまよいごと)を言うな、世継ぎ(よつぎ)が生まれた」などと使います。
世の中の移り変わりの激しさを読んだ「世の中は三日見ぬ間の桜かな」と言う俳句もあります。
「世論」は「よロン」と「セロン」とどちらにも読まれます。
また、「世帯」は「セタイ、ショタイ」と読みます。
「世・セ」と「世・セイ」とは
「世・セ」は呉音の発音で、「世界(セカイ)、前世(ゼンセ)、現世(ゲンセ)、来世(ライセ)、末世(マッセ)」「世間(セケン)、世辞(セジ)、世俗(セゾク)、世帯(セタイ)、世相(セソウ)、世襲(セシュウ)、世話(セワ)、出世(シュツセ)」などの言葉があります。
「世・セイ」は漢音の発音で「世紀、救世主、処世、創世、中世、近世、現世、渡世、治世、時世、隔世、厭世」などがあります。