台・ダイは「台の呉音のこと」。
「台形」と言い換えると分かりやすい。
台・タイは「台の漢音のこと」。
「台風」と言い換えると分かりやすい。
多く呉音になりますが、一部の言葉に漢音の「タイ」が使われています。
「舞台(ブタイ)、屋台(やタイ)、台風(タイフウ)」などがあります。
呉音「ダイ」は比較的多くの言葉に残っている印象です。
「台・ダイ」は呉音の発音のこと
「台・ダイ」は呉音です。
使用例は「台車、鏡台、台形、灯台、寝台、台本、台帳、台紙、台座、台地、台所」などと使います。
「台形」は上辺と下辺が平行でかつ左辺と右辺が開いている四角形のこと、「灯台」の語源は昔の蝋燭を灯す背の高い燭台のこと、「台帳、台本」は元となるもの、「台所」は平安貴族や宮中の台盤所が発祥となった言葉のことです。
「台・タイ」は漢音の発音のこと゚
「台・タイ」は漢音の発音のことです。
「タイ」と濁らずに使うことはあまりありませんが、「舞台(ブタイ)、屋台(やタイ)、台風(タイフウ)」などで使います。
多くの言葉は呉音「ダイ」を使っていますから、「台」と言う漢字は呉音から漢音への移行が上手くいかなかったものと思われます。
尤も「ぶだい、やだい、だいふう」とは言いづらい発音ではあります。
「台」の訓読み、他
「台」の訓読みは「うてな、しもべ」です。
「うてな」は高殿と言う意味があり、もう一つの意味は蓮台です。
菩薩や極楽往生したものが乗っている台座のことを「蓮台」と言い、「はすのうてな」とも呼ばれています。
「台」の意味は多く、「高殿、下僕、人やものを乗せるもの、朝廷、数詞、台湾の略、三台星、敬称」などがあります。
「台・ダイ」と「台・タイ」とは
「台・ダイ」は呉音の発音のこと、多くの言葉は「ダイ」と濁って使います。
「台車、鏡台、台形、灯台、寝台、台本、台帳、台紙、台座、台地、台所」などの言葉があります。
「台・タイ」は漢音読みの発音ですが、「舞台、屋台、台風」などに使われていて数が限定的です。
「台」の訓は「うてな」とも読み「はすのうてな」と言う言葉があります。