実戦は「訓練や演習、練習という扱いではない、試合や戦いのこと」という意味です。
「本番」と言い換えると分かりやすいです。
実践は「特定の考え方、主義などに基づき、実際に行動を起こすこと。」
という意味です。
「実行」と言い換えると分かりやすいです。
「実戦」の意味
「実戦」とは、演習や模擬戦闘などではなく、実際に戦闘すること、実際に戦うこと、です。
具体的には、国と国との間に起きる戦争などで、実際に、現実に戦うことを指しています。
また、スポーツなどにおいて、練習ではなくて試合を実際に戦うこと、も「実戦」です。
「実践」の意味
「実践」とは、頭で思い描いたり、筋道を考えたりした計画、理念、理論、主義、イデオロギー、徳目(道徳的な観点から行うべき行為)などを、実際に自分自身で行動に起こすことを意味しています。
たとえば、「明日、人に喜ばれることを3つしよう。」
と理念を抱き、これを次の日に、実際に自らの行いで実現すること、これが「実践」ということです。
「実戦」と「実践」の文法的な用法における違い
「実戦」は名詞として使うことが普通なのですが、「実践」は名詞としても使うが、動詞としても使うことがある。
「実戦」の使用例としては「明日はずっと練習してきたサッカーの試合だ、実戦経験を積むいいチャンスだ。
(名詞として使ってます。)
」などです。
「実践」の使用例は「昨日決めた勉強の計画を、明日から必ず実践しよう。
(動詞として使ってます。)
」、「昨日決めたあの計画は、絶対に実践にうつしてみせる。
(名詞として使ってます。)
」となります。
「実戦」と「実践」の違いは奥深い
まとめですが、「実戦」は演習、訓練ではない、完全なる本番の戦い、戦闘、戦争です。
「実践」は理論、主義などのまだ実現していないものを、自分で実際に行うこと、です。
そして、「実戦」は名詞としてしか使わないが、「実践」は名詞と動詞の両方の使い方があります。