かるた取りは「子供の遊びの一つのこと」。
「絵札取り」と言い換えると分かりやすい。
競技かるたは「小倉百人一首を使用したかるた取りの選手権のこと」。
「百人一首」と言い換えると分かりやすい。
昔より「かるた取りは」は存在し、「いろはがるた、ウンスンかるた」など様々なかるたがあり、正月の遊びとして定着していました。
「かるた取り」は正月の遊び
「かるた取り」は正月の休みに子供たちが遊ぶ定番のものでした。
現在は様々な遊びがあり、あまりしなくなっています。
室町時代のポルトガル伝来の「ウンスンかるた」、ことわざの「いろはがるた」などがあり、「小倉百人一首のかるた」も盛んに行われました。
明治になり「競技かるた」が統一され名人やクイーンが争われることになります。
「競技かるた」は明治期に統一
「競技かるた」は明治期に黒岩涙香がルールの統一をし、全国大会を実施しました。
「小倉百人一首」を使い、男性の名人と女性のクイーンが争われました。
現在のルールは100首の内50首を25首ずつ対戦相手に割り振り、読み手の読む札が有れば片手でタッチして取ります。
から札もあり、お手付きもあるもので、暗記力と瞬発力、持久力などが必要になる厳しい競技です。
かるたは遊びから競技に変遷
昔ながらの「かるた取り」に変わり、「競技かるた」は盛んに行われる行事となっています。
小学生から大人に至る幅広い年齢層で競われます。
相手陣の札を取れれば自陣の札を相手陣に並べることが出来、手持ちの25枚の札がなくなれば勝となるルールです。
読み手が読み上げるのを待ち、瞬間的に札があるのかどの札なのか
を判断します。
「かるた取り」と「競技かるた」とは
「かるた取り」は正月休みに子供の行った遊びですが、現在はほとんど行われていません。
コンピュータの発達とゲームの発達が影響していると思われます。
変わりに「競技かるた」が盛んに行われるようになりました。
男性のかるた名人と女性のクイーンを決める全国大会が毎年行われていて、決勝戦では和装が義務付けられています。