役・ヤクは「役の呉音のこと」。

「役人」と言い換えると分かりやすい。

役・エキは「役の漢音のこと」。

「服役」と言い換えると分かりやすい。

「役」と言う漢字の音は呉音「ヤク」が多く使われているという傾向にあるものです。

「ヤク」は比較滝多く使われている漢音のように感じますが、より古い音の呉音です。

「ヤク」は「~役」「役所・役人」と言う使い方が多いためよく使われるイメージがあるのです。

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「役・ヤク」は呉音

「役・ヤク」は呉音の発音で、「大根役者、市役所、小役人、役柄、配役、悪役、役目柄、代表取締役社長、役員選出、重役出勤、役得、役目が軽い役不足、大役を仰せつかる、プールの監視役、損な役回り、クラス会の幹事役、まさに適役、主役の代役、役職と肩書」などの言葉があります。

日常会話でよく使われる言葉でもあります。

「役・エキ」は漢音のこと

「役・エキ」は漢音で、肉体労働を伴う役務に使われます。

「刑務所で服役(フクエキ)中、裁判で執行猶予が付かず懲役(チョウエキ)刑となる、使役(シエキ)動詞、雑役(ザツエキ)係、戦役(センエキ)、退役(タイエキ)軍人、兵役(ヘイエキ)義務、役務(エキム)」などがあります。

「役」の成り立ちは「矛で警備をすること」から「勤め」となったものです。

「役」の訓読み、その他

「役」の訓読みは「つとめ、いくさ」ですが、訓をそのまま使うことはほとんどないと思われます。

ですから、その意味から熟語が作られたと考えられます。

「務め」は役目ですから「役者、役人、役柄、配役、悪役、役目、役員、重役、大役役回り、適役、主役、代役、役職」などの言葉になり、「いくさ」からは「兵役、軍役、退役、戦役」などが作られました。

「役・ヤク」と「役・エキ」とは

「役・ヤク」は呉音の発音のことを言います。

主に「役目、つとめ」に関する言葉が多いようです。

「役者、役人、役柄、配役、悪役、役目、代表取締役社長、役員、執行役員、重役、大役、役回り、適役、主役、代役、役職、などの言葉があります。

「役・エキ」は漢音の発音のことで、労働に関する言葉が多いようです。

「服役(フクエキ)、懲役(チョウエキ)、使役(シエキ)、雑役(ザツエキ)、戦役(センエキ)、退役(タイエキ)、兵役(ヘイエキ)、役務(エキム)」などがあります。

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