不祥事は「会社などが社会的信用を落とす事件のこと」。
「信用失墜」と言い換えると分かりやすい。
醜聞は「個人的に信用や名誉を傷付ける事件のこと」。
「スキャンダル」と言い換えると分かりやすい。
原則的に「不祥事」は組織に多く、「醜聞」は個人に多いものですが、厳格な基準はありません。
個人でも社会的に高い地位のある人が「醜聞」を起こせば「不祥事」と扱われることもあります。
「不祥事」は信用失墜事件のこと
「不祥事」は例え個人が起こした事件でも会社組織に関わっていれば、会社の責任が問われ会社の「不祥事」として扱われるリスクがあります。
多くは組織の中の個人が引き起こす事件が引き金になり、組織のガバナンスが問われることになります。
また、組織ぐるみや技術的な問題でも「不祥事」が発生します。
そのため、社会的な信用は一挙に失われ、信用挽回には長い時間と努力が必要になります。
「醜聞」はスキャンダルのこと
「醜聞」は男女関係、不倫などのことが多くなります。
特に有名人については、不倫が問題になり信用を落とす事態になります。
また、違法な薬物事件や性犯罪などを起こす場合も同じことです。
社会的に注目をされている芸能人や著名人には「醜聞、スキャンダル」がつきものです。
薬物事件や性犯罪などでは、社会的に抹殺されることもあります。
「不祥事」は組織または個人、「醜聞」は個人の引き起こす事件のこと
「不祥事」は様々な形で現れるものです。
個人的横領事件、組織的不正事件、食品異物混入事件、自動車のリコール問題などがあります。
「醜聞」は個人が引き起こす事件で、男女の不倫問題、薬物事件、セクハラ事件、パワハラ事件など個人的に信用失墜を起こすものです。
社会的な名声や人気などは一挙に失われ、マスコミがこぞって報道しますから、社会的な制裁を受けてしまいます。
「不祥事」と「醜聞」とは
「不祥事」は個人や組織の引き起こす信用問題のことで、様々な内容があります。
組織に属した個人が引き起こしても、組織の責任が問われてしまいます。
組織自体の体質や技術的なものなどでも発生します。
「醜聞」は個人的に起きるスキャンダルで、セクハラ、不倫、薬物、暴力などが原因となる事件のことで、有名人や著名人の社会的人気や名声、信用が失墜してしまいます。