異常は「普通やいつもとは違っていること、狂っている状態のこと」。
普通と比較して、またはいつもと比較しておかしいと感じる点が存在する場合や狂っていると思われる場合に使います。
異様は「普通とは違っているおかしな様子のこと」。
様子が重要なので、雰囲気などが普通ではないという状況のときに使う言葉となるのです。
「異常」の意味
異常というのは、いつもと違っている、または普通とは違っている状況のことで、さらには狂っていると思われるようなときにも使います。
対象となるのはいろいろなものが考えられるので、かなり幅広く使うことができる言葉と言えます。
つまり、異常という言葉を使用することができる場面というのはかなり多いということになるのでしょう。
「異様」の意味
異様というのは、様子が普通とは違っているようなときに使う言葉です。
何かしらの様子になるので、雰囲気なども含むと言えますが、様子に限定されることから、使用できるシーンはそこまで多くないとも言えるでしょう。
異様な状況といった表現をするので、人には使うことはあまりない言葉と言えますから、そういった点が特徴となっています。
「異常」と「異様」の用法や用例
「今日の空模様は異常だな。
普通の日とは比べ物にならないくらいに空が暗いぞ。
まだ昼間だっていうのに、夕方みたいな色合いになっているし。」
「殺人現場は異様な光景だった。
凄惨な現場というのは刑事をやっていて、何度も目にしているとしても全く慣れる気配がないし、毎回驚きを隠し切れないような気分になってくるんだ。」
異常と異様は使えるシーンに差がある
異常というのは人にも使えますし、それ以外の対象にも使うことができます。
したがって、使用可能なシーンというのは幅広く、何かしらが普通と違う、いつもと違うと感じたときには異常を使っておけば間違いはないでしょう。
様子にしか使えないのが異様なので、こちらは雰囲気や状況などの際に使うのが適切と言えるのでしょう。