大観は「広く全体を見渡して、判断をしていくこと」。
こういう状況は実際にあるので、大観という表現を使うことができる場面はそれなりに多くあるでしょう。
通観は「全体を見渡すこと」。
全体を見るという意味であり、判断するという意味はないので、そこはポイントです。
大観の意味に似ていますが、一応違いも存在していると評価できます。
「大観」の意味
大観とは、広く全体を見渡して、判断をしていくことです。
全体を考慮したうえで判断するという意味で使っていく言葉になります。
こういう状況はよくあるはずですから、使用できるシーンは割と多くあるでしょう。
でも、そんなに有名な言葉ではないので、知らない人もいる可能性があります。
頻繁に見聞きするとは言い難いでしょう。
「通観」の意味
通観とは、全体を見渡すことです。
意味としては大観に似ている面があります。
でも、意味は全く同じではありません。
こちらは判断するといった意味は特にないので、そういったところは覚えておく必要があるでしょう。
だから、似ている場面で使うことはできるものの、違いと言える箇所は一応あるという評価ができると思われます。
「大観」と「通観」の用法や用例
「大観をすることは重要と言えるだろう。
特定の部分だけを見て判断するのではなく、できるだけ全体を見たうえで判断することはどんなときでも大切と言えるはずだ。」
「通観に関しては普段から意識していないと、なかなかできないことじゃないかと思う。
全体を見渡すということは、無意識にできる人はあまり多くないかもしれないな。」
大観と通観はやや意味が似ている
大観と通観に関しては意味はある程度は似ています。
でも、全く同じ意味とは言えないでしょう。
区別できる箇所はちゃんと存在しているのです。
でも、これらの言葉はそんなにメジャーではないと言えます。
したがって、どうしても日常生活ではあまり見聞きしないと評価できますし、馴染みも感じづらいと言えると思われるのです。