ねじれは「斜めによじれていること、意見が異なり決まりにくいこと」。

「意見相違」と言い換えると分かりやすい。

こじれは「意見が感情的になり、まとまらず決まらないこと」。

「意見不一致」と言い換えると分かりやすい。

「ねじれ」は政権と立法の基盤が異なることから、意見不一致となり法案が通りづらくなる現象のこと。

「こじれ」は感情的なものが影響し、物事がすんなりと決まらなくなる現象のこと。

「ねじれ」は野党が頑張ることで生じる現象

「ねじれ」は国会で言えば衆議院の議席は与党有利、参議院の議席は野党有利に別れてしまっていることで、法案が成立しづらくなることです。

「ねじれ国会」と言います。

アメリカで言えば上院と下院の議席が与野党に分かれることを言います。

つまり、例えば上院が民主党、下院が共和党ということになる現象を言います。

議会運営が難しくなります。

「こじれ」は感情的不一致のこと

「こじれ」は物事を決める場合や経緯に感情的なものが入ることで、依怙地になり、決まるものも決まらなくなる現象を言います。

「いったんこじれると元には戻りにくくなる」「こじれるは『拗れる・抉れる』と書く」「マンション建て替えの総会決議は、こじれにこじれて決着できなかった」「離婚調停はこじれて物別れに終わった」などと使います。

「ねじれ」と「こじれ」は似ている言葉

「ねじれ」と「こじれ」は結果的に同じような現象になる、似ている言葉になります。

対立する立場が相入れないため、話が決着しないためです。

「立場が異なるねじれ」と「感情的になるこじれ」という違いはありますが、どちらも物事がスンナリと決まらないことを言います。

「ねじれ国会」「上院と下院のねじれ」「離婚調停のこじれ」などと使います。

「ねじれ」と「こじれ」とは

「ねじれ」は「斜めによじれる様子・対立勢力がお互いに政治基盤を持つ現象」のことを言います。

政治的には政権が法案を通しにくくなると言うことが起きます。

「ねじれ国会」という言葉もあります。

「こじれ」は物事がお互いに感情的となることで、決まらなくなることを言います。

「こじれた離婚調停」「こじれて決まらない建て替え案件」などと使います。

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