幸福とは「不満などを抱いておらず、心が満ち足りている状態のこと」。
自分でその状況を感じ取ることができる場合に使います。
幸せは「運が良いこと」。
自分でその状況を判断できるだけではなく、周りから見てもそのような状態に見えるという意味合いが含まれており、主観ではなく、客観点において判断されやすい言葉なのです。
「幸福」の意味
幸福というのは、自分で何かしらの不満を感じておらず、心が満ち足りているような状況のことを指しています。
心が満ち足りているかどうかは自分で判断しないといけない面も強いので、周りから見て幸福な状況かを判断することはおよそできません。
つまり、幸福というのは自分で感じた場合に使える言葉ということになるのです。
「幸せ」の意味
幸せというのは、言い換えれば運が良いことになります。
運が良いというのは自分で感じることもできれば、第3者が感じることもできる部分であり、幸せという判断ができるのは自分だけではなく、周囲の人間も含まれるということになります。
したがって、客観的な基準で使うために、他人の幸せを指摘することができるということも言えるのです。
「幸福」と「幸せ」の用法や用例
「私は大好物の納豆を食べるときに特に幸福を感じる。
納豆は嫌いな人、苦手な人も割と多い食品ではあるが、私は納豆以上に大好物であると言えるものがないため、特に幸福を感じやすいのだ。
」
「私の友人が宝くじで高額当選を果たしたらしい。
かなり運が良いんだなと思うし、喜んでいる姿を見ると非常に幸せそうに見えてくる。
」
幸福と幸せの意味はあまり変わらない
幸福と幸せという言葉の内容の違いはほとんどありません。
どちらも現状に満足している状況であり、幸がある状況とも言えます。
しかし、幸福は他人が判断するのではなく、自分で判断する感覚と言えます。
一方で、幸せというのは自分で感じても良いし、他人に対して抱く、または他人から抱かれるということでも問題ない感覚のことなので、そこが違いになります。