ダムは「川の流れをせき止め、水を貯めるための構造物のこと」。
水を貯めておくという点がまず重要ではありますが、水が溢れないように制御するという点も重要な役割と言えます。
堰堤は「河川、渓谷の水流、土砂などをせき止めるために作られた堤防のこと」。
ダムに似た存在ではあるものの、あくまでも堤防なので、そこは違いになります。
「ダム」の意味
ダムとは、川の流れをせき止め、水を貯めるための構造物のことです。
こういった役割を担っている事実を知らない人はそこそこいる可能性もありますが、ダムという言葉を知らない人はほぼいないでしょう。
直接目で見たことはなくても、写真などで見た経験がある人が大半のはずです。
だから、多少なりとも馴染みは感じやすいでしょう。
「堰堤」の意味
堰堤とは、河川、渓谷の水流、土砂などをせき止めるために作られた堤防のことです。
役割としては堤防なので、その点においてダムとは違います。
ただ、ダムにも堤防の役割は一部含まれており、水が溢れないようにする点は共通していると言えるでしょう。
機能面では似た部分を持っているということです。
でも、ダムと比べると堰堤はマイナーな言葉になります。
「ダム」と「堰堤」の用法や用例
「ダムは人目につかないような場所に存在しているから、それを日常的に意識することはかなり少ない。
しかし、私たちの生活にとって欠かせない役割を果たしているんだ。」
「堰堤とは、要するに堤防のことだ。
万が一水害が発生したときに、その被害をできるだけ小さくするために存在していると言えるだろう。
重要な存在と言えるはずだ。」
ダムと堰堤は同じような役割を持っている
ダムと堰堤はともに水などが溢れないようにせき止めるという役割を担っています。
したがって、両者は同じような面があるわけです。
しかし、ダムは水を貯めるという役割もあり、そこは堰堤とは違う部分になるでしょう。
だから、似たような存在ではありますが、ダムと堰堤は区別されるべき存在という評価ができると思われるのです。