上面は「何らかのものの表面のこと、本質から離れた外面的なもののこと」。
単なる表面という言い方もできますけど、本質ではない上っ面の部分という言い方もできる言葉です。
上辺は「表面や見かけ上の部分のこと」。
ものの表面や見かけの部分を指す言葉ですが、具体的なもの以外に対しても使うことはできます。
だから、割と使用シーンは多いです。
「上面」の意味
上面とは、何らかのものの表面のこと、本質から離れた外面的なもののことです。
単なるものの表面という言い方もできますが、物事における表面的な部分、本質以外の部分という意味もあります。
したがって、両方とも覚えておく必要があるでしょう。
でも、上面という言い方はそんなによく使われるものではないと言えると思われます。
「上辺」の意味
上辺とは、表面や見かけ上の部分のことです。
つまり、中身や本質的な部分には関係ない箇所という言い方ができ、上面と同じような意味の言葉になるでしょう。
ただ、上面と比較すると、この上辺の方がやや有名な言葉になると言えます。
上辺という言い方の方はそれなりに見聞きする可能性がありますから、よく覚えておくといいでしょう。
「上面」と「上辺」の用法や用例
「この問題に関しては、上面の部分だけが長らく議論されてきた。
つまり、本質的な部分に目を向ける人がほとんどいなかったわけだ。
だからこそ、今日でもいまだに解決のめどが立っていないと言える。」
「お前は完全に上辺の部分しか理解していない。
そこに関して詳しくなったとしても、その知識は大して使えないだろう。
もっと本質的な部分を学んでいくべきだ。」
上面と上辺はほぼ同じ意味の言葉
上面と上辺は表面的な部分のみを指した言葉であり、その中身の部分や本質的な部分までは含まれていません。
だから、表面の部分だけを知って満足しているようなシーンで、それを批判する際に使われることが多いと言えます。
これらの言葉は意味に違いはほぼありませんが、使用頻度という面では上辺の方が高いと思われるのです。