変法自強は「法律や制度を変えて、自国を強くすること」。

割とそのままの意味なので、理解はしやすい表現ではないかと思われます。

このような目的で法律や制度を変えている例は実際にあるでしょう。

戊戌政変は「変法を推し進める運動を行っていた康有為ら改革派を保守派の西太后が弾圧した事件のこと」。

こちらは変法自強を実際に行っていたケースであり、それが弾圧された事件の名称です。

「変法自強」の意味

変法自強とは、法律や制度を変えて、自国を強くすることです。

法律や制度を変えることで、国の体制自体が変わりますから、今まで以上に強くなったと言えるケースもあるでしょう。

実際、特定の国は随時法律や制度を変えて、その都度理想的な状況を作ろうとしているので、いたって普通の光景とも評価できるのではないかと思われるのです。

でも、この言葉自体はそこまで有名ではありませんが。

「戊戌政変」の意味

戊戌政変とは、変法を推し進める運動を行っていた康有為ら改革派を保守派の西太后が弾圧した事件のことです。

戊戌変法という言い方をする場合もあります。

これは実際に過去の中国で起きた出来事であり、変法自強の運動を行っていた側が弾圧されたという状況です。

実際の出来事を表した四字熟語という言い方もできるので、かなり珍しい言葉となるのではないかと思われます。

「変法自強」と「戊戌政変」の用法や用例

「変法自強に関してはどの国もある程度は考えているだろう。

法律や制度を変えることで、やはり国を望ましい状況にすることが可能であり、結果的に強国に近づけるはずだから。」

「かつて中国では戊戌政変が起きたことがある。

これは変法自強を推し進めていた側が弾圧された事件だが、法律や制度をの変更を望む側をよく思わない層もいるということだね。」

変法自強と戊戌政変は意味が異なっている

変法自強と戊戌政変はともに法律や制度を変えようとする要素を含んだ言葉ですが、意味は同じではありません。

変法自強は法律や制度を変えることで、自国を強くしていくという意味になりますが、戊戌政変は実際にそのようなことをした結果、弾圧された事件を表しています。

だから、使用する場面にも違いはあるかもしれませんが、そもそもの意味が違うのです。

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