トリカブトは「三大毒植物の一つで猛毒があるもののこと」。
「猛毒」と言い換えると分かりやすい。
ニリンソウは「山菜や漢方薬として利用されている草のこと」。
「山菜」と言い換えると分かりやすい。
「ニリンソウ」にも毒がありますが、煮ることで無くなります。
「トリカブト」はドクウツやドクゼリと並ぶ有毒植物の代表です。
「トリカブト」は有名な毒植物
「トリカブト」はキンポウゲの仲間です。
「トリカブト」の語源は花にあり、鶏のトサカまたは鳥兜、烏帽子に似ていることからと言われています。
花は紫色で、穂先に密集して咲きます。
食べると死に至る恐れが強いのですが、他の植物と間違うこともあります。
若葉の時は山菜の「ニリンソウ」などと酷似していることから、特に注意が必要です。
「ニリンソウ」は山菜
「ニリンソウ」は若葉が「トリカブト」と酷似している植物です。
花が咲けば間違うことはありません。
花は5弁の白いもので、茎に2輪ほど咲きます。
「トリカブト」と同じキンポウゲの仲間になります。
若葉は山菜として、また、根や茎は漢方薬として利用されています。
「トリカブト」」との取り違え事故の死亡例もあり、つぼみの確認が必要です。
「トリカブト」は毒草、「ニリンソウ」は野草
「トリカブト」は古来、毒として使われてきました。
根を乾燥させものは「ブス」と言う毒となり、武器に使われものです。
毒の成分はアコニチンで、手で触っても危険なものとなり食べると心停止となりほぼ即死となるものです。
狩猟や軍事目的の場合は「ブス」といい、漢方薬では「ブシ・附子」と呼ばれ弱毒化して強心剤などに使います。
「ニリンソウ」は野草として食べられます。
「トリカブト」と「ニリンソウ」とは
「トリカブト」は有名な毒草のことで、古来、「ブス」と言う毒が作られ狩猟や武器に使っていました。
間違えて食べるとそくしする恐ろしいものです。
しかし、漢方薬として「ブシ」は弱毒にして心臓や抹消血管の薬として使われます。
「ニリンソウ」は山菜ですが、同じキンポウゲ科のため、若葉が「トリカブト」と酷似していますから採取は厳密な注意が必要です。