先手は「真っ先に進む部隊のこと、他より先に始めること」。
主にこういった意味がありますが、実際は双方のうち、最初に事を始める方を指して使われることが非常に多いです。
手先は「手の中でも先の部分、人に使われる立場の人間のこと」。
両方の意味で使用されるため、どちらも覚えておいた方がいいと言えるでしょう。
複数の意味があるという点は要注意ですし、使い分けが必要な言葉です。
「先手」の意味
先手とは、真っ先に進む部隊のこと、他より先に始めることです。
いくつか存在する部隊の中でも、特に最初に向かうものを指しているときに使いますが、それとは別に他よりも先に始めるという意味があります。
先手を打つなどの表現は有名であり、先に仕掛けたり、攻撃したりといった意味で使うことが実際にあり、これは特に有名な表現であると評価できるでしょう。
「手先」の意味
手先とは、手の中でも先の部分、人に使われる立場の人間のことです。
これに関しても両方の意味で使っていく言葉です。
手先が器用といった言い方をする場合もありますけど、特定の人間の部下を手先と呼ぶ場合もあるので、それぞれはかなり多用する表現と言えます。
手先についても複数の意味があるということで、どちらも頭に入れておきましょう。
「先手」と「手先」の用法や用例
「ビジネスというのは先手を打った方が有利だ。
特定の事業を最初に始めた方が、利益を独占できる可能性があるからな。
後発組にならないように気を付けないといけない」。
「手先が器用な奴はいいよな。
俺は昔から不器用で、美術の成績も悪かった。
それは大人になっても変わっていなくて、細かい作業とかは今でも苦手なんだよ。」
先手と手先はどちらも複数の意味がある
先手と手先はちょっと似ている表現ですが、意味は違います。
そして、両者ともに複数の意味があるので、そういった部分について知っておきましょう。
先手は他の人よりも先に始めること、最初に向かう部隊という意味があり、手先は手の先の部分のこと、人に使われる立場の人間という意味があるので、そこも理解しておくと良いです。
