引き出物は「結婚式披露宴の招待客に出す土産のこと」。
「三点セット土産」と言い換えると分かりやすい。
縁起物は「引き出物の中に入れる縁起が良いもののこと」。
「鰹節」と言い換えると分かりやすい。
引き出物は結婚の祝いを記念するものですから、カタログギフトなど喜ばれるものになります。
縁起物は引き出物に添える縁起の良いとされるものになります。
引き出物は割り切れない三点をセットにする風習があります。
「引き出物」は奇数個
「引き出物」の語源は「馬を引き出す」ことです。
宴に招待した客に馬を送ったという故事があるのです。
招待客へのお見上げですから、喜んでもらうものになり、また、内容も三点か五点の割り切れない奇数にすることになっています。
つまり、結婚した二人が切れないようにと言う配慮なのです。
「引き出物」は「記念品・引き菓子・縁起物」と言うのが普通です。
「縁起物」は縁起を担ぐもの
「縁起物」は縁起を担げるものになります。
例えば「鰹節・梅干・コンブ・そば」などです。
「縁起物」が引き出物に入っている理由は、記念品と引菓子のみだと二点となり、割り切れることに通じそれだけでは縁起が悪いとされたために、三点にするために考え出されたと言われています。
因みに引菓子はウエディングケーキをおすそ分けとして入れることが多いようです。
「引き出物」の中に「縁起物」
結婚式披露宴に出席した招待客には等しく土産品を持ち帰ってもらいます。
主賓だから良い品物と言うことではなく、皆平等に同じ品物を持ち帰ってもらうのです。
出席客は皆ご祝儀を持ってきますから、そのお礼の意味もあります。
葬式での香典返しの様なものです。
かさばらず、重からずと配慮したものになり、最近ではギフトカタログが普及しています。
そして「引菓子」と「縁起物」を入れます。
「引き出物」と「縁起物」とは
「引き出物」は故事によれば「宴の招待客へ土産として庭に引き出された馬」のことから来た言葉です。
ご祝儀への返礼も兼ねていて、結婚式の記念品として配るものになります。
「引菓子」と共に入れられる「縁起物」は奇数個にするために考え出されたものと言われます。
「よろ昆布」「雌節・雄節の鰹節」「しわの出来るまでと梅干」「細く長く生きると蕎麦」など縁起を担いだものが好まれます。