私立は「民間の資金で運営される法人のこと。」
「わたくしりつ」と言い換えると分かりやすい。
市立は「市の予算で運営される施設のこと」。
「いちりつ」と言い換えると分かりやすい。
どちらも「しりつ」読むため、紛らわしいので「わたくしりつ」「いちりつ」と言う習慣があります。
私立は敢えて名前には入れません。
市立は大学・図書館・美術館などに付けられます。
「私立」は民間
私立」は保育園・幼稚園・小学校・中学校・高校・大学・大学院などの教育機関を呼ぶ際に付けられます。
民間の施設はいろいろありますが、敢えて私立と呼ぶのは教育機関だからです。
他には病院など公共と区別するためにと考えられますが、公共の方が必ず市立・都立・県立・国立などと名乗っているため、何もつけなければ私立となっています。
「市立」は「いちりつ」
「市立」は地方自治体の市が運営する教育機関や病院・図書館・美術館などになります。
必ず名前に「市立」と入れています。
国立や県立・都立・府立などがあるため、入れなければ分かりません。
市立幼稚園・市立大学・市立図書館・市立美術館・市立病院などと使います。
読みが「しりつ」のため私立と混同しないために、読む際は「いちりつ」と言います。
「私立」と「市立」は混同のもと
「私立」も「市立」も「しりつ」ですから、聞いた限りでは分かりません。
名前を見れば「私立」か「市立」の区別は分かるのですが、会話の中では「わたくしりつ」「いちりつ」と言うことになっています。
ただし、「市立」は自治体の名前が付く場合は会話でも「しりつ」と言っています。
例えば「武蔵野市立」「三鷹市立」は「むさしのしりつ」「みたかしりつ」と読みます。
「私立」と「市立」とは
「私立」は民間の資金により運営される法人のことです。
敢えて名前に付けないようになっているのは、公立が必ず付けているためです。
「市立」は自治体の市が運営するものです。
名前には必ず市立が表記されますが、市内では「市立図書館・市立病院」などと通称で呼びます。
「市立の大学」と言う場合は「いちりつの大学」などと区別するのです。
普通は市の名前が入りますから、「むさしのしりつ」などと呼び、区別が付きます。