「長子」は、一番目の子のことです。
最初の子です。
英語では「the eldest son」「the oldest son」で表されます。
「惣領」は、家名を継ぐべき子供です。
「家督」「嫡子」のことです。
英語では「the eldest son」「the oldest son」で表されます。
「惣領の甚六」は「The elder son often seem to be an easygoing boy who knows nothing of the world.」
「The elder son often seem to be a simpleton.」です。
「初子・ういご・はつご」は、初めて生まれた子です。
初産の子です。
英語では「one’s first child」で表されます。
「長子」の意味
「長子」は、一番目の子のことです。
最初の子です。
普通「長男」を指します。
反対語は「末子」です。
以下のように使います。
長子がようやく成人した 長子相続
<関連語>
ある夫婦に最初に生まれた男の子を「長男」といい、女の子を「長女」といいます。
他に男子・女子が生まれなかった場合でも。
その子を「長男」、または「長女」といい続けます。
二番目に生まれた男子・女子を「次男」「次女」と呼びます。
戸籍に記載する場合は、「二男」「二女」です。
以下「三男」「三女」、「四男」「四女」となります。
「惣領」の意味
「惣領」は、以下のような意味です。
①統べ治めることです。
②家名を継ぐべき子供です。
「家督」「嫡子」のことです。
転じて、「長男」「長女」の称です。
③大宝律令の官です。
地方の重要な国に置かれました。
数か国の政務を監督しました。
「すべおさ」「すぶるおさ」とも呼びました。
④惣領地頭の略です。
<惣領地頭>
イ)鎌倉時代、荘園の分割相続によって領地が細分化されました。
小領地を差配した小地頭数名をまとめて支配しした者を「惣領地頭」と呼びます。
各々の地頭の宗家が、これに任命されました。
ロ)鎌倉初期、鎮西に特有の地頭のことです。
現地の土豪を小地頭とし、幕府派遣の上位の地頭を「惣地頭」または「惣領地頭」と呼びました。
<惣領甚六>
イ)「惣領の甚六」ともいいます。
「長男」のことです。
のんびり育てられたお人よしの。
惣領息子・長男をからかって言う言葉です。
浮世床(初)に「おっと表徳は甚六だろう」とあります。
ロ)お人よしのことです。
「愚か者」「ぼんやり」という意味です。
誹風柳多留拾遺(5)には「難波では甚六伊勢で馬鹿と呼び」とあります。
以下のように使います。
惣領がしっかりしているので安心だ
惣領甚六 惣領息子 総領娘
「初子・ういご・はつご」の意味
「初子・ういご・はつご」は、初めて生まれた子のことです。
初産の子です。
以下のように使います。
初子が生まれる 初子の宮参りする
<初産・ういざん>
始めて出産することです。
「はつざん」のことです。
医学では、「しょざん」といいます。
<関連語>
「長兄」「次兄」、「長姉・ちょうし」「次姉・じし」は、弟・妹から見て兄・姉を表す言葉です。
順に言うと「長兄」「次兄」、「長姉・ちょうし」「次姉・じし」となります。
「長子」は 一番目の子のこと、「惣領」 は家名を継ぐべき子供、「家督」「嫡子」のことです 。
「初子・ういご・はつご」は、 初めて生まれた子です。
「長子」と「惣領」と「初子・ういご・はつご」「次子」「末っ子」は、類語です。
「長男」「長女」「次男」「次女」「長兄」「次兄」「長姉・ちょうし」「次姉・じし」は、これらの言葉の関連語です。
共通する意味は、「生まれた順によって子供を表す言葉」です。
「長子」は、最初に生まれた子供です。
普通男子をいいます。
「惣領」は、兄弟の一番上の子のことです。
また、「家を継ぐ子」という意味です。
「初子・ういご・はつご」は、「親にとって初めての子」という意味です。
「次子」は、「二番目の子」という意味です。
「末っ子」は、「一番下の子」という意味です。