ハッタリは「相手をひるませる目的でする大げさな言動のこと」。
「威圧行為」と言い換えると分かりやすい。
外連味は「ハッタリ・ごまかしなどのこと」。
「ごまかし」と言い換えると分かりやすい。
一説によるとハッタリは昔の賭場で「張ったり」と言ったことから来ています。
外連味は歌舞伎で奇抜さを狙った早変わりや離れ業のことを言います。
そこから「ハッタリ」「人を騙す」と言う意味になったものです。
「ハッタリ」は大げさな様子
「ハッタリ」は大げさな言動のことを言います。
相手をひるませることや威圧させる目的で行うものです。
例えば「100万円を差出し、これを預けるから信用してほしいとハッタリをすること」、相手にここまでするのだからと信用させるという手段のことです。
詐欺の場合にも使われ、まず人を信じさせ、虚言も信じさせるということです。
「外連味」はハッタリ
「外連味」は歌舞伎の「外連」と言う本道から外れたこと、一目を引くこと、早変わり・宙づりなどのこと、と言う意味から出た言葉です。
つまり、奇抜さと言う意味ですが良い意味で使われています。
人は奇抜さ・ハッタリがないと退屈してしまうものですから、外連味は演劇・映画などでは退屈さを忘れさせる大切な要素なのです。
「ハッタリ」も「外連味」も気をそらすこと
「ハッタリ」は大げさな態度や言葉で相手の気をそらすことです。
「外連味」も人目を引く行為のことですから、気をそらすと言えます。
気をそらすとは、良い意味でごまかすことにも通じます。
「あのような大言壮語を言っていたが、おそらくハッタリだろう」「この映画は外連味が少なく退屈した」「ハッタリにごまかされないようにした」などと使います。
「ハッタリ」と「外連味」とは
「ハッタリ」は大きな態度や大言壮語を言い人の気をそらしごまかすことです。
「外連味」は歌舞伎などで、本道とは外れた一目を引く早変わりなどの行為のことから、一般的に奇抜さのことを言う様になりました。
「ハッタリをするような人物は信用ならない」「この作品には外連味が不足している」「詐欺師はハッタリがうまい」などと使います。