源氏ボタルは「体長15ミリ程度の日本産の大型ホタルのこと。」

「大型ホタル」と言い換えると分かりやすい。

平家ボタルは「やや小ぶりのホタルのこと」。

「小型ホタル」と言い換えると分かりやすい。

源氏ボタルは北海道を除く日本各地に広く生息している日本固有の大型ホタルのことです。

平家ボタルはやや小型なため源氏ボタルと対比されることがあります。

「源氏ボタル」は源氏と関係がある名前です。

「源氏ボタル」の「源氏」は平家に討たれた源頼政の霊が、ホタルとなって飛びまわったという説から来ています。

他説では源氏物語の光源氏から因んで名づけられたものもあります。

日本原産でほとんどのホタルは「源氏ボタル」です。

また、フォッサマグナを境として、西日本と東日本にいるホタルの光の発光間隔が西日本の方が早いことが知られています。

「平家ボタル」は源氏ボタルとの対比で名付けられたものです。

「平家ボタル」は東シベリアや朝鮮半島にも生息しているものですが、姿が似ていることと、源氏ボタルより小型のため「平家」と名付けられたものです。

渓流に棲む「源氏ボタル」とは異なり水田・湿原に多くいるものです。

雄の発光間隔は「源氏ボタル」より早く「ヒカッ・ヒカッ」ではなく「ピカピカピカ」と言う感じになります。

「源氏ボタル」も「平家ボタル」も全国で保護が行われています。

「源氏ボタル」「平家ボタル」は環境の激変により、生息範囲が狭められていますから全国の自治体は蛍の保護に本腰を入れています。

米原市など複数の地域で国の特別天然記念物に指定されている「源氏ボタル」は、特に環境維持がなされて保護されています。

ホタルの幼虫の餌がないとホタルは繁殖しないため、河川の構造から保護が考えられています。

「源氏ボタル」と「平家ボタル」とは。

「源氏ボタル」は大型のホタルで日本原産の固有種であり、北海道を除く全国に広く分布しています。

地域により発生地が国の特別天然記念物に指定され、環境の保存など保護に力を入れています。

名前の由来は源平合戦の源頼政や源氏物語の光源氏に求められます。

「平家ボタル」は「源氏ボタル」に似たもので小型なことから対比的に名付けられたものです。

生息場所は「源氏ボタル」が渓流に対して水田や湿原になります。

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