残骸は「役に立たないほどに壊れた状態のもののこと」。
何らかの衝撃を受けた結果、壊滅状態になってしまっており、役に立つ状況が想像できないものを指しています。
破片は「壊れたものの欠片のこと」。
何らかの壊れたものの欠片のみを指しており、本体と言えるものは指していません。
欠片のみなので、同じく役に立たない傾向にあるでしょう。
「残骸」の意味
残骸とは、役に立たないほどに壊れた状態のもののことです。
衝撃などを受けた結果、破壊されてしまった状態のものを指しています。
日常生活でそういったものを目にする機会はなかなかありませんから、残骸に関しては多くの人たちにとって縁がある言葉ではありません。
しかし、特定の事故の際にニュースなどで見聞きすることはあるでしょう。
「破片」の意味
破片とは、壊れたものの欠片のことです。
何かしらの原因により、壊れたものの欠片を示しているのですが、その欠片自体は特に役に立つものではないため、残骸と同じような意味合いの言葉になります。
ただ、残骸よりも破片の方がより小さい、細かいニュアンスを持っていると言えるでしょう。
残骸と破片に関してはそういう違いがあるのです。
「残骸」と「破片」の用法や用例
「自動車同士に衝突事故が起きたが、あたりは車の残骸でいっぱいだった。
こういったものをまずは片づけないと交通に支障が出るから、まずはその作業が必要だ。」
「花瓶を落として割ってしまい、その破片が周囲に散乱した。
一応後片付けはしておいたが、もしかしたら破片がまだ落ちているかもしれないから、注意深く気を付けてほしいと思う。」
残骸と破片はどちらも役に立たないもの
残骸と破片に関しては基本的には役に立たないものという意味があります。
したがって、役に立つ可能性があるものに関してはどちらも使えないわけです。
何らかの事故が発生し、残骸からその原因を調べるようなシーンがありますが、この場合には役に立つ可能性があるので、本来は残骸という言葉は適しません。
そういう注意点があるということです。