憎悪は「強い憎しみの悪感情のこと」。

「憎しみ」と言い換えると分かりやすい。

嫌悪は「強い排斥の悪感情のこと」。

「排斥」と言い換えると分かりやすい。

憎悪は人やものに対して、強い憎しみの感情のことです。

嫌悪は人やものに対して、強い拒否と排斥をする感情のことです。

憎悪は憎い気持ちのことで、嫌悪は嫌う気持ちのことです。

それらは同時に起きることもあります。

「憎悪」は憎しみのこと

「憎悪」は人やものを何等かの理由で憎むことです。
自分が愛している人や愛しているものなどが、他人から危害を受けた場合は、その他人を強く憎むことをします。

例えば「子供がいじめられた時、母親は相手の親に憎悪の念を抱き先方の親に怒鳴りこむ」「コレクションを勝手に処分しようとした妻に憎悪を感じた」「自分の陰口をしていた人に憎悪を禁じえなかった」などと使います。

「嫌悪」は嫌いになること

「嫌悪」は人やものをある理由から嫌いになり、拒絶や排斥をすることです。
「憎悪」の場合と同じで、大切にしていた人やものに危害が及ぶことになると、その加害者を嫌いになり顔も見たくなくなります。

例えば「大切なお金が競馬で取られたため、競馬に嫌悪感がするようになった」「いつも嫌味を言わないと気が済まない課長に嫌悪感を覚えている」などと使います。

「憎悪」と「嫌悪」は同時にも起きます。

「憎悪」の感情と「嫌悪」の感情は似ていますから、同時に感じることがしばしばあります。

無理解な妻には「憎悪の念」と「嫌悪感」を感じて、離婚を考えるかも知れません。

自分のことを悪く言う人に対しては「憎悪感」と「嫌悪感」が同時に起きてしまうものです。

これまで大金を取られている競馬などギャンブルにはやはり、憎しみと拒否が起きることになります。

「憎悪」と「嫌悪」

「憎悪」は強い憎しみの感情で、自分が大切に思う人やものが危害を受けたなら、加害者を強く憎むようになります。

「嫌悪」も同じで、加害者を排斥することや拒否をすることをしてしまいます。

「憎悪」も「嫌悪」も悪感情で、同時に感じることも珍しくありません。

特に憎悪の念が強ければ嫌悪感も強くなるのが人間の感情です。

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