上層部は「層をなしている中における上の位置に当たる部分のこと、組織の中で決定権を持っている上位の人物らのこと」。
どちらかと言えば、後者の意味で使用されることが多いと言えます。
幹部は「組織の中で中心と言える人物のこと」。
決定権を持っていることが多いので、そういう意味では上層部とほぼ意味は変わらないと言えます。
「上層部」の意味
上層部とは、層をなしている中における上の位置に当たる部分のこと、組織の中で決定権を持っている上位の人物らのことです。
どちらかと言えば、後者の意味で使うことが多く、前者の意味はほとんど聞かれません。
会社などの中で決定権を持つ、重要人物らに対して使われることが多いですけど、具体的にどういった人たちを指すのかは明確ではないです。
「幹部」の意味
幹部とは、組織の中で中心と言える人物のことです。
組織においてはいろいろな人物によって構成されていますが、その中でも特に組織になくてはならない、中心と言えるような人物を幹部と呼んでいきます。
ただ、上層部同様にかなり漠然とした意味なので、具体的にどういう人たちを指すかに関しては明確にはなっていない状況です。
「上層部」と「幹部」の用法や用例
「今回の決定は基本的に上層部が独断で行ったに近い。
したがって、今回のプロジェクトの結果に関する責任は、彼ら自身が全てとることになるのだろう。」
「会社の幹部になれれば、将来は大分安泰かなと思うんだよね。
実際にそういった状況を実現させるのはかなり難しいんだけど。
でも、少しでも会社の中枢で働きたい思うんだ。」
上層部と幹部の意味はほぼ同じ
上層部と幹部に関しては、組織の中の中心人物という意味を持っています。
したがって、実際に使われる場面についてはほぼ違いがありません。
ただ、両方ともやや抽象的な意味であり、具体的な定義は存在しないため、誰が上層部、幹部に当たるのかの判断は容易ではないでしょう。
そういった部分に気を付けて使っていく必要があります。