挙句は「行き着いた結果のこと」。
何かしらの出来事などが起こって、最終的にどうなったのかという部分を示しています。
結局は「最後に落ち着く状態のこと」。
結局に関しても、特定の出来事などが起こった後、最終的にどのような状況になったのかを示しているのです。
したがって、微妙にニュアンスは異なるものの、意味はほぼ同じです。
「挙句」の意味
挙句とは、行き着いた結果のことです。
特定の出来事などが起こった後、最終的にどうなったのかを示しているので、結果を表す言葉と言えるでしょう。
挙句に関しては、どちらかと言えば悪い結果をもたらした際に使われることが多いでしょう。
最終的によくない状況がもたらされた際に、挙句という表現を使うことが多いので、そこはポイントです。
「結局」の意味
結局とは、最後に落ち着く状態のことです。
最終的にどうなったのかを表しているという意味では挙句とほぼ変わらないと言えますけど、結局に関してはその結果自体にマイナスのイメージはあまりありません。
つまり、いい結果がもたらされた際にも使用することがあるのです。
ここに関しては挙句との大きな違いになると言えるはずです。
「挙句」と「結局」の用法や用例
「今回の事故は、自動車同士が衝突して起きたものだが、挙句の果てに両方ともドライバーは死亡している。
それだけ事故の衝撃が大きかったということなのだろう。」
「このイニングは先頭打者が出塁して、その後もチャンスを広げていったが、結局点数は入らなかった。
結構期待をしていたんだが、思うような状況にはならなかったということだ。」
挙句も結局も結果を表す言葉
挙句と結局に関しては、ともに結果を表す際に使われる言葉と言えます。
どちらも何らかの出来事が起きた後、最終的にどうなったのかを表しているのです。
そういう意味では、意味にそれほど大きな差はありません。
しかし、挙句はどちらかと言うと、悪い結果の際に使われることが多いです。
結局はそうとは限らないので、いろいろなシーンで使えます。
そこは一応の違いになっているのです。