不謹慎は「慎みが無く、無遠慮なことで多くの人が不快に感じる言動のこと。」
「不快言動」と言い換えると分かりやすい。
非常識は「まともな規範から逸脱した言動のこと」。
「常識外」と言い換えると分かりやすい。
どちらもまともな考えから外れた言動のことを言います。
「図書館で、大声で話すのは不謹慎だ」「図書館で、大声で話すのは非常識だ」と同じに使います。
「不謹慎」は不快行為のこと
「不謹慎」と言われるものは例えば「ポイ捨てタバコ・ゴミ、バスの中のくしゃみ、大音響のテレビ、行列の割り込み、先を争う行為」などです。
言葉の「不謹慎」も卑猥なこと・下ネタ話、儲け話、自慢話など、不愉快極まるものです。
これらを行っている人は「不謹慎」とは思っていない訳で、当たり前の様に迷惑行為をするのです。
いくら迷惑防止条例を制定しても、本人の自覚が無い限り無くなることはありません。
「非常識」も常識外のことをすること
「非常識」は「不謹慎」と同じような言動なのですが、常識外のことで非難されるような内容のものを言います。
良い意味の常識外もありますから、「非常識」は「常識外」とは違うものです。
「将棋の対局で天才棋士は常識外の奇手を放って勝利した」と言うこともあります。
行為の「非常識」は「不謹慎」と同じに使ってもほとんど違和感はありません。
しかし、言葉の「不謹慎」と「非常識」には多少のニュアンスの違いはあります。
「不謹慎」と「非常識」はほとんど同じ意味
「不謹慎」な言動は「非常識」な言動と重なります。
「不謹慎」なことに「常識」なことはありません。
つまり「不謹慎」は「非常識」なのです。
例えば「タバコのポイ捨て」は「不謹慎」で「非常識」な行為ですが、「不謹慎」を嫌い「常識」のある人は絶対にしない行為なのです。
「不謹慎」なことは「非常識」ですが、「非常識」なことは「不謹慎」とは限りません。
「不謹慎」と「非常識」
「不謹慎」は不快な行為や言葉使いのことです。
卑猥なこと・下品なこと。
行儀の悪いこと・マナー違反・セクハラなど大抵の人は不愉快な思いをするものです。
「非常識」は常識に外れた言動を指しますが、多くの部分で「不謹慎」と重なるものです。
「常識外」でも「常識外れ」と言う場合は良い意味もあり、「常識外」とは違います。