メートル法は「10進法による計量単位のこと」。

「世界度量衡」と言い換えると分かりやすい。

ヤード・ポンド法は「アメリカで根付いている計量単位のこと」。

「アメリカ度量衡」と言い換えると分かりやすい。

長さ・面積・体積・重量などは度量衡と言いますが、世界ではメートル法が、アメリカなど一部の国ではヤード・ポンド法が生活に根付いています。

メートル法は10進法

メートル法は世界的に採用されている度量衡で、10進法に基づいて作られています。
日本では長い時代に亘り尺貫法が根付いていたのですが、1885年に完全にメートル法に移行しました。

その国の歴史的度量衡は根強く残っているため、ほとんどの国がメートル法移行をしたのですが、慣習的に残っている国もまだあります。

メートル法は10進法のため、複雑であったあらゆる計算が簡素化される利点があります。

ヤード・ポンド法は主にアメリカで使われる度量衡

メートル法全盛の中、アメリカではなお面倒な度量衡であるヤード・ポンド法の習慣が残っています。
科学・医療・工業分野ではメートル法なのですが、生活の中では息づいています。

長さを「マイル・ヤード・フィート・インチなど」、面積は「エーカーなど」、体積・容積は「ガロン・バレル・オンスなど」を使います。

個人的にまた商業面で慣用的に使われています。

ヤード・ポンド法をメートル法に換算するのはかなり面倒だ。

度量衡が違えば換算の手間が生じます。

例えばゴルフで距離を言う場合は「何ヤード」と表現しますが、日本ではこれが「およそ何メートル」なのか頭の中で換算しなければなりません。

石油の容量である「ガロン・バレル」もよく分からない単位です。

1ガロンは約159リットルですが、日本ではリットル表示の方がシックリします。

メートル法などの度量衡は世界的に統一されるべきですが簡単ではありません。

度量衡は世界的に科学や医学・工業ではメートル法に統一されているのですが、アメリカなど一部の国ではヤード・ポンド法が生活に根付いています。

統一には国により、反発がありなかなかすべてと言う訳にはいきません。

日本でも尺貫法の「坪」が慣用的・併用的に使われているのですから、生活面の慣習は簡単にはぬぐえません。

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