批判は「特定の問題点や欠点などを指摘し、今後の改善につなげられるアドバイスのこと」。

どこがどうおかしいのか?根拠を述べたりして相手にとってタメになるものと言えます。

非難は「特定の問題点を指摘するだけの行為のこと」。

相手にとって、嫌な気分になって終わりであり、今後に生かすことができる要素も特に存在しない状況です。

「批判」の意味

批判というのは、特定の人物の問題点などを指摘しながら、なぜそこが問題なのか?どうすればよくなるのか?など、より具体的に特定の問題点について話を展開していきます。

結果的に指摘された人間にとってプラスの材料を与えられるため、批判をするということはマイナスの指摘でありつつも、プラスの要素も持っているという評価になるのです。

「非難」の意味

非難というのは、特定の人物の問題点を指摘する行為を指しています。

したがって、特定のマイナス面などを指摘する行為があれば非難です。

なぜ問題なのか?どうすれば改善できるのか?などの詳しい言及は含まれていないため、問題点と指摘されたものが実は問題とは言えず、指摘した側の単なる思い込みであるというケースも含みます。

「批判」と「非難」の用法や用例

「部長から遅刻が多いことに関して批判をされたが、どうすれば今後遅刻を減らすことができるのか?という具体的な策についても教えてもらったから、それを明日から実行してみようと思う。

「彼女からケチと非難されたが、僕としては納得いかない。

むしろ彼女が金遣いが荒いのであり、彼女から見たらケチに見えるかもしれないけど、僕はむしろ普通のはずだ。

相手のことを思ってのことか?ショックを残す指摘か?の違い

批判は問題点を指摘するにあたって、きちんとその根拠を述べたり、それを改善するにはどうすれば良いのか?などをきちんと含んでいます。

したがって、指摘した相手を思いやっての発言ともとれます。

しかし、非難は問題点を指摘して終わりなので、指摘した側の憂さ晴らしのような面も見られる場合があり、結果的に指摘した相手にとってはショックの気持ちが残るということになるのです。

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