「中心」は、物事の核となる重要な人物や物のことです。

英語では「the center」「the heart」で表されます。

「東京は政治の中心だ」は「Tokyo is the center of politics.」です。

「目玉」は、多くの中で最も中心となる事柄です。

「目玉商品」は「a loss leader」で表されます。

「目玉番組」は「a special-feature program」です。

「核」は、物や現象の中心となる物のことです。

英語では「物事の重要要点」という意味で「the nucleus」「the core」「the heart」で表されます。

「その市民団体が活動の核になっている」は「The citizen’s group is at the core of the movement.」です。

「中心」の意味

「中心」は、以下のような意味です。

①「真ん中」「中央」のことです。

(ア)周囲や両端から等距離にある点のことです。

(イ)一定点に関して、点対称な図形がある時、その一定点を「中心」といいます。

(ウ)回転軸のことです。

②全てがそこに集まりそこから出るというような働きをするところのことです。

またその位置をいいます。

(ア)物事の核となる重要な人物や物のことです。

③「心の中心」「心の底」のことです。

「内心」「衷心・ちゅうしん」と同じです。

以下のように使います。

企画書の中心となる事項 文化の中心
中心地 中心気圧 町の中心に塔を建てる バットの中心に球を当てる
中心から離れた地域 話題の中心人物 世界経済の中心地 クラブ活動の中心的存在

「目玉」の意味

「目玉」は、以下のような意味です。

①「眼球」「目の玉」のことです。

②目上の人からしかれれることです。

③一般的に、多くの中で最も中心となる事柄です。

商店などで客の気をひくための特売品などを指します。

以下のように使います。

改革の目玉となる人事 目玉商品 目玉番組
学園祭の目玉は作家を招いてのシンポジュームだ
企画書の目玉だ 大目玉を食らった

<目玉商品>
日本語では、「目玉が飛び出るほど安い」という意味です。

英語では、「a loss leader」といいます。

これは、「利幅を少なくして損(loss)をしても他の商品の販売促進につながる(leader)」という意味です。

「核」の意味

「核」は、以下のような意味です。

①果実の内果皮が硬化して、内部の種子を保護するものを指します。

「さね」ともいいます。

②物や現象の中心となる物のことです。

③細胞核のことです。

細胞の中にある球状の小体のことです。

核膜に包まれ、内部に遺伝情報を担うDNAを含みます。

④原子核の略です。

⑤核兵器のことです。

⑥地球の中心核のことです。

以下のように使います。

原子核 学生を核とした勉強会
その点が、話の核となる部分だ
企画書の核となる

「中心」は 物事の核となる重要な人物や物、「目玉」は 多くの中で最も中心となる事柄、「核」は、 物や現象の中心となる物のこと
「中心」「目玉」「核」「心・しん」「核心」は、類語です。

「基軸」「心臓」「髄・ずい」は、これらの言葉の関連語です。

共通する意味は「ものごとの真ん中にあって重要な働きをなす部分」です。

上記の五つの類語の中で、「中心」は最も一般的な表現です。

「目玉」は、「眼球」の意味から転じて、多くの中にあって特に人目を引く事柄をいいます。

具体的なものについて用いられる場合、「核」は「地球の核」「真珠の核」のように球場であるのに対して、「心・しん」は「帯の心」「ろうそくの心」「鉛筆の心」のように球状でない場合があります。

「心」は「芯」とも書きます。

「核心」は、「事件の核心」のように、「物事の本質をなす大切な部分」という意味で用いられます。

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