「めくる」は覆っているものや薄いもの、上に重なっているものをはがすこと、はがして裏に向けることを意味します。

「まくる」は覆っているものを巻き上げて一方に寄せることを意味します。

違いとしては腕の袖をイメージするとわかりやすいです。

袖を裏返すことが「めくる」、袖を上に巻き上げて腕を出すことが「まくる」になります。

「めくる」の意味

「めくる」の意味は、1.薄いものをはがすようにして裏に向ける、ものを上げてひっくり返すこと、2.覆っているもの、上に重なっているものをはがすように上げることです。

具体的には、はがして裏返すことはトランプのようなカードや本のページを次に進めることなどが、重なっているものはカレンダーや布団などが当てはまります。

「まくる」の意味

「まくる」の意味は、1.覆っているものを巻き上げて一方に寄せること、2.追い立てること、3.動詞の連用形につくと盛んにその動作をすることや動作をやり続けることです。

具体的には、1は服の袖が当てはまります。

2は元々競輪から使われる言葉で、競輪で後ろから相手を一気に追い越すことを意味します。

3は例として書きまくる、歩きまくるなどがあります。

「まくる」と「めくる」の漢字は同じ

実は、「めくる」と「まくる」の漢字表記はどちらも同じ「捲る」になります。

「捲る」だけだとどちらを意味するのか分からないので、前後の文章や言葉の意味を理解することが大事になります。

「洗い物をするので袖を捲った」という文章があった場合、漢字が同じでも言葉の意味を理解できていれば、「まくる」と読むことができます。

「めくる」と「まくる」の違いについて

「めくる」と「まくる」の違いについて、どちらも覆っているものをはがすという点では似た意味がありますが、「めくる」はさらに裏返すこと、「まくる」は巻き上げることとそれぞれ違いがあることが分かりました。

さらに漢字が同じ「捲る」な為、読み方だけでなく言葉の意味を知ることで文章を正しく理解することも大切です。

少しでもこれらの言葉の違いを学んでいただけたなら幸いです。

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