全体は「特定の範囲をすべて含んでいる状況のこと」。
特定の範囲を全てカバーしているときに全体という言葉を使っていくことができるのです。
俯瞰は「上から見下ろした状態のこと」。
高いところから見下ろすため、全体が見えるケースが多々あります。
したがって、全体に近い意味を持っている言葉と言え、そこは特徴的でしょう。
「全体」の意味
全体とは、特定の範囲をすべて含んでいる状況のことです。
特定の範囲を全てカバーしているときに使う言葉であり、基本的にはその範囲全てに言及する際に全体と言えるわけです。
全体に関してはいろいろな場面で使うことができるので、多くの人たちが無意識のうちに使っている可能性が高いと言えるでしょう。
それくらいに一般化している言葉です。
「俯瞰」の意味
俯瞰とは、上から見下ろした状態のことです。
高いところから見下ろすため、全体を把握しやすいと言えます。
そのため、意味としては全体に近い状況になっているのです。
実際、俯瞰という姿勢をとる際には全体を見るためという目的が存在しているケースが多いので、俯瞰に関しては全体というキーワードに関連した言葉と評価できます。
「全体」と「俯瞰」の用法や用例
「今の状態だと志望校の合格は厳しいな。
国語、数学、社会、理科、英語、全体的に学力が足りない状態だ。
したがって、特定の科目ではなく、全体を底上げする必要があるんだ。」
「こうやって上から見下ろして、俯瞰してみると本当に全体が見やすい。
そして、俯瞰して見たことで、今まで気づくことができなかった問題点を知ることができた。」
俯瞰も結局は全体という意味を表しやすい
全体と俯瞰は元々の意味は違いますが、共通点を持っています。
全体は文字通り、全ての範囲をカバーするような状況ですけど、俯瞰も上から見下ろすことですべての範囲を見ることができる状況を指しているのです。
だから、意外と共通点を見出すことができる言葉と言えるでしょう。
どちらかと言えば、全体の方が使用頻度は高いと言えますが。