孤独は「一人でいること、他との接触のないこと。」
「一人状態」と言い換えると分かりやすい。
孤立は「他と離れていること、助けの届かないこと」。
「無援状態」と言い換えると分かりやすい。
孤独も孤立も単独で周囲から隔絶状態のことです。
集団の中の孤独・孤立はその人に何らかの責任があることがありますが、社会の中での孤独・孤立は独居老人として社会問題になっています。
「孤独」は一人のこと
「孤独」は周囲や外部から遮断状態になっていることです。
集団での孤独は内向的で友人が出来ない人、偏屈な人などが陥りやすいものです。
高齢者で一人身を通した人、連れ合いを亡くした人で一人住まいは独居老人になります。
不測の事態に周囲は気が付かないことも多く、孤独死になる可能性があるのです。
隣近所や自治体の援助が必要です。
「孤立」は助けのいかないこと
「孤立」は「孤独」と同様に周囲と隔絶した状態のことで、災害などで起きることがあります。
生命線の道路が寸断され、救援が届かない状態のことです。
また、「孤立無援」という言葉の通り、周囲の助けが得られないことも言います。
人間関係でも身勝手なことをすることや、セクハラ・パワハラなどをすればたちまち「孤立」をします。
「孤立」をすれば「孤独」になる。
人間関係では何等かの事情で「孤立」した人は当然「孤独」感を味わうことになります。
また、分の悪い対立関係に陥った人も「孤独」になるのです。
「孤独」を愛する人も中にはいるのですが、大体は精神的に追い詰められることになります。
そうならないように社会との繋がりを持つことは必要なのです。
人間は群れる動物と言います。
「孤独」と「孤立」
「孤独」は一人のこと、一人住まいや一人集団で浮いた存在になることです。
人は「孤独」にならないように注意しなければなりません。
諸般の事情で一人になった場合でも社会との繋がりを持つことが必要になります。
まったくないと「孤独死」が待っています。
「孤立」は災害時に起きる現象ですが、人間関係でも不利な立場になると陥るものです。