あまびえは「梅雨や秋雨の時期に気温が下がり冷え込むこと」。

「雨冷え」と言い換えると分かりやすい。

アマビエは「疫病などを予言する日本の妖怪のこと」。

「妖怪」と言い換えると分かりやすい。

どちらの言葉も「あまびえ」と発音しますが、全く違うものです。

「あまびえ」は「雨冷え」と書き梅雨や秋雨の頃に雨により気温が低下する現象を言います。

「あまびえ」とは「雨冷え」のこと

「あまびえ」と言う言葉は雨により冷えることを言います。

その季節にしては気温が下がることで、梅雨時や秋雨前線が停滞する時期に、何かいつもより寒いと体感する日があることです。

梅雨時の気温は初夏を思わせるやや高めの気温が続く頃です。

また、秋雨前線の頃は、暑い夏の余韻が残っている時期で、結構暑い日があり、その頃の雨は気温を下げるのです。

また、俳句の季語でもあるのですが季節は特定されません。

「アマビエ」は妖怪

「アマビエ」は江戸時代から伝えられている日本の妖怪の一つです。

「アマビコ」と言う妖怪もいて、混同されている場合があります。

世の中に疫病が流行すると登場するのです。

豊作や疫病についての予言をすると伝えられているからです。

最近でも登場し多くのイラストが描かれています。

海から出てきて髪の長い様子は愛嬌のある妖怪のように見えます。

「あまびえ」と「アマビエ」は同音異義語

気象情報で予報士が「あまびえ」と言う言葉をたまに使いますが、「アマビエ」のことと聞き間違えます。

世の中で流行しているどことなく可愛い妖怪「アマビエ」が記憶にあるため、なぜ気象と関係があるのだと疑問に思ってしまいます。

「雨冷え」のことだと聞いていると分かります。

「アマビエ」と同音であるための勘違いです。

「あまびえ」と「アマビエ」とは

「あまびえ」は「雨冷え」のことで、梅雨や秋雨の頃にいつものまだ暑い余韻がある日が、急に雨により冷え込む現象のことを言います。

俳句の季語になっていますが、夏や秋と言う季節を限定していないのですが、どちらかと言うと秋の季語になるのかも知れません。

梅雨時は「梅雨冷え」と言う季語があるからです。

「アマビエ」は妖怪のことで、疫病に関係しています。

イラストでいろいろと表現されますが、海から出てきた髪の毛が異常に長く口がとがっている姿は愛嬌があるものです。

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