金蔓は「不正・不労資金の提供人のこと。」

「資金提供人」と言い換えると分かりやすい。

いもづるは「サツマイモの蔓のこと、供給源のこと」。

「供給源」と言い換えると分かりやすい。

金蔓と芋蔓は共通する「蔓」が付きますがこれは「長く伸びた植物の茎・つる」のことを言います。

蔓を手繰るとその先にはお金や人が弄せずしてくっついてくるということから、生まれた言葉です。

「金蔓(かねづる)」は人のことを言う

「金蔓」は植物の「つる」から生まれた言葉です。

蔓をたどると労せずして芋がどんどん取れたことに由来します。

何か人の弱みを掴むことで、お金を出させ一度ならず何回もすることで「つる」に見立ててお金を出す人のことを「金蔓」と言ったのです。

相手は思惑の強い人が多く、例えば「結婚詐欺」に合っている女性、「儲け話」に引っかかる人、「オレオレ詐欺」でお金を何回も出してしまう人などのことです。

「芋蔓」はサツマイモのことでした。

「芋蔓」は「芋蔓式」という言葉で使います。

この場合のつるは「サツマイモのつる」のことです。

元々は明治政府の要人などに旧薩摩藩出身者が多かったことを揶揄した言葉です。

現代ではたった一人の犯人が発端で、犯罪の全容が明らかになる様子のことを「芋蔓式に」と言います。

つまりつるを手繰ると犯人から組織全体の解明が出来たということです。

「芋蔓」式に組織を解明したら詐欺は暴力団の「金蔓」だったことも分かった。

ふりこみ詐欺事件が「芋蔓」式に解明されたのですが、それがなんと暴力団の資金源つまり「金蔓」であったことも解明されました。

姿を見せず陰で詐欺を演じる人たちを操っていたことがはっきりしたのです。

暴力団の資金源はいろいろありますが、振り込め詐欺は近年ウナギ上りに増えている犯罪で、「芋蔓式」に暴力団が摘発されるケースが増えています。

「金蔓」「芋蔓」

「金蔓」は人の弱みや公表されたくない事情などを知って、相手を何回も脅して金をせびることをする卑怯者が相手とするかねを出す人のことを言います。

例えば暴力団のしのぎという「みかじめ料・麻薬・詐欺事件」なども「金蔓」と言えます。

「芋蔓」は「芋蔓式」と使い、例えば一人の犯人から次々と犯人が捕まり組織が解明される様子を言います。

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