防衛は「国家やタイトルなどの防御のこと」。
「国家的防御」と言い換えると分かりやすい。
防御は「攻撃に対抗して起こす行為のこと」。
「保護行為」と言い換えると分かりやすい。
防衛は国家的なことによく使われますが、「正当防衛」「タイトル防衛」など個人的なことにも使います。
防御は防ぐ行為で、攻撃に対する言葉になります。
「防衛」は国家的な防御
「防衛」は国家防御と言う意味で使われる言葉です。
「防衛庁は防衛省に昇格した」「国家防衛は大事なことだ」「ミサイル防衛網を整備する」「日本は専守防衛を国是としている」などと使います。
個人的に使う場合は「ボクシングの世界タイトル防衛戦が今日中継される」「彼は世界記録の防衛者だ」「正当防衛が認められ、無罪となった」などと使います。
「防御」は攻撃から身を守ること
「防御」の反対語は攻撃ですから、防御は攻撃を防ぐ行為やものとなります。
「野性動物の侵入を防御するために防護柵を設置した」「敵の攻撃に対抗する防御策を考える」「攻撃は攻め、防御は守りのことです」「防御態勢は十分かチェックする」「最前線の防御は簡単に破られてしまった」「堅い防御は攻めることが難しい」などと使います。
「防衛」も「防御」のこと
「防衛」は「防御」の対象が国家やタイトルなどにほぼ限られます。
例外として「正当防衛」と言う言葉があります。
「防御」は攻撃から身を守ることですから、格闘技全般、スポーツで対抗する競技の場合には使われる言葉です。
個人的にも「防御の姿勢を取る」「ウィルスから防御するためにはワクチンしかない」などと使います。
「防衛」と「防御」
「防衛」は「専守防衛論」「防衛省」「防衛システム」など国家の防御のことに多く使われます。
他には「タイトル防衛」「正当防衛」などとも使います。
「防御」は攻撃の対義語で、何等かの攻撃に対して守ことを意味します。
ですから「防衛」も「防御」になり、格闘技などやスポーツの対抗戦にも「防御」の技や方法が必ずあるのです。