事件は「恣意的に人間が起こした不祥事のこと」。

「故意」「出来事」「インシデント」と言い換えると分かりやすいです。

事故は「不可抗力な事や人間が起こした過失のこと」。

「過失」「災難」「アクシデント」と言い換えると分かりやすいです。

事件は人がわざと起こしたことで、事故は避けられないことや誤って起こしたことになります。

事件は身勝手な動機から意図的に起こした出来事です

事件は人間が引き起こすもので身勝手な動機で引き起こされ、社会的規範や常識を逸脱するためにしばしば犯罪に問われます。

政治の事件では保身や利得のために引き起こされ、一般的事件では金のため、特定の人や社会に恨みがあるため、テロ行為のためなど動機は様々ですが一様に罪に問われることになります。

個人から集団、国家に至るまで引き起こされています。

事故は不可抗力と過失が原因で引き起ります

事故は人間が恣意的に行うものではなく、自然災害や天変地異に起因する場合と、人が誤って行ってしまうことに起因する場合があります。

「引き起こす」のではなく「引き起る」のです。

ですから、通常犯罪に問われることは有りません。

しかし、事故の後処理に恣意的な問題がある場合は、後処理が事件として扱われることになります。

雪山での雪崩事故は防げませんが、事前に危険を予測しなかったことは事件として責任が問われます

雪山の走行訓練は毎年行われていますが、雪崩事故が発生し死者が出てしまうことがあります。

しかし、事前の調査でしっかりした計画を立てて、当日の気象条件を把握したりて危険が無いかとの判断は出来たはずです。

前日の降雪で斜面に新雪が積もり、雪崩の発生が予測されるのに計画を強行すれば事故に繋がることは容易に予測出来ますので、責任者は過失があったとして罪に問われ事件となります。

事件は動機があり事故は動機がありません

事件は人間の行う不祥事ですので必ず動機があります。

動機が不純な物であれば、結果は社会規範に外れたものになりますので犯罪として摘発されます。

事故は不可抗力によっても引き起こされますが、人間の過失が原因となることもあります。

事故原因は過失の場合は罪に問われませんが、少しでも不純な動機が関係していれば罪になります。

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