陳腐は「古臭いこと、ありふれていること」。
昔から存在するような、よくある状況に対して使われる言葉と言えます。
したがって、斬新さが全くない、面白みがないといった意味の言葉なのです。
平凡は「特に優れた部分がないこと、人並みであること」。
平凡に関しては、どちらかと言えば能力面に関して使われる言葉です。
能力に関して、多くの人たちと同じである、真新しさが全くないという意味で使われる言葉と言えるのです。
「陳腐」の意味
陳腐とは、古臭いこと、ありふれていることです。
どこにでも存在するという意味であり、同じようなものが既に存在しているので、特別高い価値があるわけではないという意味になるでしょう。
基本的には否定的な意味が込められています。
斬新さがないということで、面白くないという意味合いもあるため、そういった点も覚えておきましょう。
「平凡」の意味
平凡とは、特に優れた部分がないこと、人並みであることです。
能力的に普通の人と同じであるという意味になります。
普通程度なので、本来であれば否定的な意味合いの言葉ではないですけど、平凡に関しては否定的な意味合いで使われる言葉です。
普通であることに関して、悪い意味で捉えていくことになるので、そこは注意点です。
「陳腐」と「平凡」の用法や用例
「陳腐なアイデアしか浮かばない。
こんな状態では、どうせ今度の小説の賞に応募しても落選だろうな。
なんかこう斬新で、面白そうなアイデアはないものか。」
「俺は非常に平凡な人間だと思う。
他人と比べて特に優れた部分は思いつかないし。
何かしらの部分で他人に明らかに勝っている部分を作っていきたいとは思うんだけどね。」
陳腐と平凡はどちらも普通という意味の言葉
陳腐と平凡に関してはどちらも人並みである、普通であるという意味の言葉です。
そういった点を否定する意味合いで使われることが多いです。
ただ、陳腐は考えなどに対して使われますが、平凡は能力に関して使われると言えるでしょう。
したがって、使われる対象となるものがそれぞれで異なっているので、そこで区別をしていくと良いのです。