アンモナイトは「古生代に生きた巻貝の化石のこと」。
「巻貝状化石」と言い換えると分かりやすい。
オウムガイは「見た目がアンモナイト化石に似ている軟体動物のこと」。
「軟体動物」と言い換えると分かりやすい。
オウムガイはあまりにも化石のアンモナイトにそっくりなため、祖先はアンモナイトではないと思われています。
「アンモナイト」は化石
「アンモナイト」は古生代から中生代に生きた巻貝状の化石で、イカやタコなどと同じ頭足類の生き物でした。
羊の角に似ていたことからギリシャ神話の神アンモーンに因んで名づけられたとのことです。
また、化石は簡単に日本橋・三越の大理石の中に見つけることが出来る他、多くの丸ごとの姿が北海道三笠市で発見されています。
「オウムガイ」は現存するもの
「オウムガイ」は現存している巻貝に似た軟体動物の一種です。
アンモナイトとは遠い関係を持つ生き物と言われています。
軟体動物は殻がある貝類と、持たないナメグジ・イカ・タコなどがいます。
「オウムガイ」は殻を持つ軟体動物なのですが、貝類の仲間ではなくイカ・タコの仲間なのです。
実に奇妙な生き物と言わざるを得ません。
「アンナイト」と「オウムガイ」は遠い親戚なの
「アンモナイト」は古生代以前の太古に「オウムガイ」の仲間から派生したものと考えられています。
ですから、全く関係がないということはありません。
遠い祖先は同じと言うことですから姿が非常に似ているのです。
巻貝のような渦巻状の殻や独特の泳ぎ方も同じと思われます。
「アンモナイト」は絶滅したのですが、「オウムガイ」は現存していますから、当時の姿を想像できるというものです。
「アンモナイト」と「オウムガイ」
「アンモナイト」は古生代から中生代にいた軟体動物で、羊の角の形とギリシャの神の名から名づけられました。
今や化石でしか想像は出来ませんが、「オウムガイ」と言う実に姿形がそっくりな軟体動物が現存しています。
二つは太古の昔は同じ先祖を持つと考えられていますから、直接の先祖という訳ではなくとも似ているのでしょう。