男は「生物学的に見たときの男性のこと」。
性別で人間を分けたときに男性に当てはまる存在を男と表現することになるのです。
漢は「男らしさを感じさせる男性のこと」。
生物学的ではなく、あくまでも見た目や言動などで男性を感じさせるときに使います。
しかし、男性らしさを感じさせる女性に対しては通常使わないので、そこは注意です。
「男」の意味
男とは、生物学的に見たときの男性のことです。
人間に関しては、男性と女性に一般的には分かれており、それは身体的特徴などを考慮して決められます。
そして、男性と女性のうち、男性に当たる方を男と表現している状況です。
したがって、男と表現できる人間はこの世界にとんでもない数存在することになり、見慣れた光景とも言えます。
「漢」の意味
漢とは、男らしさを感じさせる男性のことです。
世間一般で存在している男らしさというイメージにぴったりの男性に対して、漢という言葉を使っていくのです。
したがって、男らしさを感じさせる女性がいたとしても、そういった人には通常は漢という言葉は使いません。
そして、男らしさを感じさせない男性に対しても使わないのが普通です。
「男」と「漢」の用法や用例
「世界的に見て、人間の約半分は男にあたる。
したがって、男と言える人間は世の中に大量にいる。
もちろんその状況は女にも当てはまるわけだが。」
「あの人は男というよりは漢だよな。
たくましい感じとか、いかにも男らしさを感じさせる面があるし。
ああいう漢という表現がぴったりの人を見ていると、どうしても憧れちゃうんだよな。」
男と漢の使い分けは曖昧
男と漢に関しては、とりあえず区別するポイントはあります。
しかし、その区別に関しては割と曖昧なところがあり、多くの人たちはなんとなくの感じで使っている状況です。
ただ、一般的に男性を指す場合には男で、男性の中でも特定の人物を指す際に漢という言葉を使っていくと良いでしょう。
主観的な面はどうしても少なからず含まれてしまうはずですが、そこを目安にすると良いです。