「不届き者」と「無法者」の違い・意味と使い方・由来や例文

不届き者は「取り決めや法律などに従わない者のこと」。

一般的にはこういう意味で、社会の和を乱すような存在という意味で使っていく言葉です。

イメージが悪い表現です。

無法者は「法律や社会秩序などを無視する者のこと」。

法律などを無視するという意味では、不届き者と同じような意味になります。

でも、無法者の方がストレートなので理解しやすいでしょう。

「不届き者」の意味

不届き者とは、取り決めや法律などに従わない者のことです。

あらかじめ決められた取り決め、または法律を破る者という意味があります。

したがって、イメージ的にはかなり悪い意味で使用されることになります。

実際、このような存在がいると、社会全体の和が乱れ、混乱しやすいという言い方ができるでしょう。

害を感じやすい人間と言えるのです。

無法者とは、法律や社会秩序などを無視する者のことです。

意味としては不届き者にかなり近くなっています。

こちらも結局は社会における和を乱す存在に対して使っていくので、意味の違いは微妙でしょう。

でも、無法者の場合には法律を破る存在に対して使用することが多いので、単なるルールを破る人間に対しては使われにくい側面があると言えます。

「せっかくみんなでルールを決めたのに、それを守らない不届き者が一部でいる。

これじゃ守っている人間がバカみたいじゃないか。

何とか強制力を持たせないと。」

「社会には無法者と言える存在が絶対にいる。

法律というのは万人が納得できるわけじゃないから、抵抗に遭うのはある意味自然とも言えるが。

ただ、社会にとっては問題なのだろう。」

不届き者と無法者に関しては、そこまで意味の差はありません。

どちらも社会の和を乱すような存在に対して使用する言葉となっています。

具体的に言うと、ルールや法律などを守らない存在に対して使うことが多いでしょう。

こういった存在は社会からすれば迷惑という扱いを受けやすく、悪い意味で使用される言葉と評価できるのです。