ムクドリは「スズメ目ムクドリ科の野鳥のこと」。
「物差し鳥」と言い換えると分かりやすい。
ヒヨドリは「スズメ目ヒヨドリ科の野鳥のこと」。
「ヒーヨ鳥」」と言い換えると分かりやすい。
ツグミは「スズメ目ヒタキ科ツグミ属の野鳥のこと」。
「大型スズメ」と言い換えると分かりやすい。
この3種はスズメ目なので非常に似ています。
「ムクドリ」は市街地にいます。
「ムクドリ」はスズメと同じように市街地でよく見かける野鳥です。
スズメよりはやや大柄で、黒灰色の羽と黄赤色みがかった嘴、ピンクの足を持っています。
鳴き声は「ギャーギャー」と騒々しいのですぐに分かります。
雑食性で虫類や柿・椋の木の実を食べるので「椋鳥」と言われています。
フン害やうるさい鳴き声が社会問題になっています。
「ヒヨドリ」は「ヒーヨ」となくためヒヨドリ
「ヒヨドリ」は頭がゴマ塩のようになっているのですぐに分かります。
また、茶色の羽や長い尾が特徴です。
嘴は黒味がかっているので、椋鳥とは区別が付きます。
体の大きさは椋鳥やツグミよりホッソリとして小振りで、「ピッピッピッ」「ヒーヨヒーヨ」となくので「ヒヨドリ」と言われています。
日本に一番多く生息する野鳥で、海外では余り見かけないということです。
「ツグミ」は渡り鳥
「ツグミ」もスズメ目でスズメに良く似ていますが、やや大振りです。
全長24センチあり、広げた羽の長さは39センチにもなります。
越冬のため冬になるとシベリアから飛来しますが、飛来した際に聞こえていた声が夏には「つぐんで」しまうことから「ツグミ」と言う説があります。
体には斑紋があり、嘴は黒で一部に黄色があります。
「ムクドリ・ヒヨドリ・ツグミ」は間違え易い名前の鳥たち
「ムクドリ」は嘴が赤く「ギャーギャー」と鳴きます。
市街地に居るありふれた野鳥で、鳴き声やフン害も問題になっています。
「ヒヨドリ」はゴマ塩頭なので見分けは容易です。
日本に多く海外に少ない野鳥で、「ヒーヨヒーヨ」と鳴きます。
「ツグミ」は渡り鳥で、冬を日本などで過ごします。
これらはスズメ目に属しているので、どうしても似かよったイメージがあります。