コルリはスズメ目ツグミ科、ルリビタキはスズメ目ヒタキ科の鳥です。

どちらも瑠璃色のような綺麗な青色が特徴です。

コルリはオスが青色で、頭から尾までが青く腹は白いです。

メスはオリーブ色です。

ルリビタキは頭から尾までが青く白い眉斑があり、脇羽はオレンジ色です。

メスは頭から背までがオリーブ色で尾だけが青色です。

「コルリ」の生態

低山地などの下草の生えた落葉広葉樹林や混合林に生息しています。

群れは作らずに単独で行動します。

地表で獲物を捕まえることが多く、主に昆虫を捕食します。

繁殖は卵生で繁殖期は縄張りを作ります。

枯葉などで巣を作り、5月から7月に一度産卵します。

一度に産む卵の数は4?6個で、メスだけが抱卵します。

滅多に姿を見ることができません。

「ルリビタキ」の生態

森林に生息し群れは作らずに単独で行動します。

雑食で地表などで昆虫や果実を食べます。

繁殖は卵生であり繁殖期には縄張りを作ります。

枯葉などで巣を作り、6~8月に一度産卵します。

一度の産卵で4~5個の卵を産みます。

メスだけが抱卵し、約15日経つと雛は巣立ちます。

綺麗な青色に変わるのは、長生きしたオスだけです。

「コルリ」と「ルリビタキ」の分布

コルリは日本、インド北東部、インドネシア、シンガポール、タイ、フィリピン、マレーシアなど多くの国に分布しています。

夏季に日本では北海道などで繁殖し、冬季になると中華人民共和国などで越冬します。

ルリビタキは日本、エストニア、ネパール、フィンランド、ラオス、ロシアなどに分布します。

日本では基亜種が夏季に四国などで繁殖し、冬季は本州中部以南で越冬します。

「コルリ」と「ルリビタキ」についてのまとめ

コルリとルリビタキは一見似ていますが、よく見ると模様に違いがあります。

瑠璃色のような青色の鳥として有名ですが、メスはオリーブ色です。

生態や分布地なども異なり、食生活や繁殖などについて調べるのも興味深いです。

日本でも生息している貴重な美しい鳥なので、これからもその生活が脅かされることがなく、生活を続けてほしいと思います。

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