草冠は「草や植物に関する漢字に付く部首のこと」。
「草」と言い換えると分かりやすい。
竹冠は「竹に関する漢字に付く部首のこと」。
「節」と言い換えると分かりやすい。
「草冠」と「竹冠」は昔から混同されてきた漢字の部首になります。
特に毛筆で書いていた時代に、漢字を崩して表記すると混同することから起きたようです。
「草冠」は草に関係する漢字に多く付きます。
「草冠」は「草」「萌」など草に関係する漢字に付く部首のことです。
草が2本生えている様子を漢字にした象形文字です。
そのため続けて書かないで「十十」と離して書くこともあります。
「草冠」の漢字は例えば「茎・芋・芝・花・芯・芳・芹・葦・芽・筍・茨・筍・茶・菊・萎・菜・葉・葛・蕨・薪・蕾・薫・藻・藤・蘭」など多くの文字があります。
「竹冠」は竹に関係しています。
「竹冠」は竹に関する漢字に多く付く部首のことです。
「竹冠」の漢字は例えば「筆・笛・笙・笹・竿・笠・筒・筏・節・管・箸・篇・篠・簡・簾・籠」など関係ありそうなものや、ほかには「笑・箏・箋・答・等・築・策・箱・算・箇・箒・簿・籍」などがあります。
このなかで、草冠と間違えやすい感じは「管」を「菅」にするものです。
「草冠」と「竹冠」は間違えやすい。
「草冠」の漢字は「竹冠」にしてしまうことは比較的少ないのですが、「竹冠」の漢字は「草冠」にしてしまうことが多いようです。
「管」は代表的な間違い易い漢字で「菅」と書いてしまいます。
「管」は「かん」と発音し、竹の管・竹笛のことですが、「菅」はやはり「かん」と発音するため間違い易いのです。
意味は名前などで使う「すが」です。
「すげ」とも読み「菅原」「菅家」「官公」などもあります。
「草冠」は草、「竹冠」は竹に関係した漢字
「草冠」は草や植物に関係している感じです。
部首は草が2本生えている様子から作られています。
そのため、離して書くこともあります。
代表例は「草・茎・芽・芯・葉」などですが、花にも「花・藤・蘭・菊・蕾」などがあります。
「竹冠」は竹に関する漢字になります。
代表例は「竿・節」などですが武を加工した物にもよく付きます。
筆・笛・笙・笠・筒・箱・箒・簾・籠・筏・管」などがあり、他には「算・簿・籍・築・簡・箇・策」と言う漢字もあります。
「竹冠」を「草冠」にしてしまう誤用は比較的多いと思われます。