遭難は「自然に囲まれたような場所にて、身動きが取れなくなる状況のこと」。
そのままの状況では、命の危機が訪れる可能性が現実的に考えられるケースで使う言葉です。
「迷子は「現在自分がいる場所が分からない、どの道を進めばいいのか?不明な状況に陥ること」。
基本的にはどこでも起きうることですが、命の危機といったケースにはまずなりません。
「遭難」の意味
遭難とは、自然に囲まれた場所にて身動きが取れなくなる状況のことであり、そのままの状況が続くと命の危機が十分に考えられるケースと言えます。
一般的には山や海などの環境が起きやすく、近く助けを求められる人物がいないようなときに使う言葉です。
この状況からの脱出は厳しく、助けを呼ぶ以外に助かる方法がないことも多いです。
「迷子」の意味
迷子とは、自分の現在地が分からない、進むべき道が不明といった状況のことです。
いろいろな状況で起きる可能性がありますが、周りに普通に人がいるケースも多いため、その人たちに助けを求めることで、事態を解決することが十分に可能です。
命の危機といった状況はまず考えられず、基本的には子供が陥りやすい傾向があるでしょう。
「遭難」と「迷子」の用法や用例
「雪山に登るときには、常に遭難を避けることを考えないといけない。
こんな場所で遭難をしたら、すぐに命の危険性が迫る状況となるからだ。
油断は絶対にしないように。」
「迷子になったときには大人に助けを求めると良い。
誰かしらが事態を解決してくれるはずだから。
だから、仮に迷子になったとしてもそこまで心配しなくていいんだよ。」
遭難と迷子は深刻度が全く違う
遭難と迷子はどちらも危機的状況と言えますが、深刻度が全然違います。
遭難は命の危険性が現実的に考えられる状況であるのに対し、迷子は命の危険性はまず存在しません。
いずれ無事に解決すると言えるようなケースが大半でしょう。
遭難と迷子は似ているシチュエーションではあるものの、環境面で大きな違いがあるため、そこで区別すべき言葉です。