個人事業主は「個人が会社を持たずに事業を行うこと」。
「一人事業」と言い換えると分かりやすい。
一人会社は「個人が法人となっていること」。
「一人法人」と言い換えると分かりやすい。
継続反復する事業を行う場合、個人として税務署に「開業届」を出します。
法務局に登記する必要はありません。
これを行うことで税務上の「個人事業主」となります。
「一人会社」は個人が「株式会社」などを設立することです。
法人格を得ることが出来ます。
個人とは異なる「個人事業主」
個人で単発的な事業収入があった場合には確定申告で「雑所得」となりますが、継続的反復的な事業になったら「開業届」が必要になり、「個人事業主」とならねばなりません。
確定申告では「事業所得」となります。
また、「青色申告」をする人もほとんどになります。
法人でなく、「~商店」「~屋」などの「屋号」で商売をしている個人やフリーランスなどはほとんどこのケースとなります。
「一人会社」は一人でも法人
「一人会社」は「個人事業主」とは異なり、「株式会社」などを設立している個人のことです。
税制上の恩恵や社会的信用を得ることなどから、会社を作る人が増えています。
また、「株式会社」の設立要件が大幅に下がったことも、「有限会社」がなくなったことも影響しています。
しかし、事業利益が余り見込めない場合は「個人事業主」とした方が良いでしょう。
「個人事業主」と「一人会社」のメリットを比較することが大事
事業を起こす場合、将来の見通しを考えある程度の継続的な収入が得られる場合は「株式会社」にする方がメリットはあります。
しかし、見込めないのであれば「個人事業主・青色申告」になった方がメリットはあります。
赤字の繰り越しが受けられるメリットが青色申告にはありますが白色申告にはありません。
その他のメリットもありますが、「一人会社・株式会社・白色申告」のメリットも考慮するべきなのです。
「個人事業主」と「一人会社」とは
「個人事業主」は継続性のある事業を行う場合に「開業届」を税務署に出すことで事業を始められます。
同時に個人確定申告より有利な青色申告のメリットも受けることが出来ます。
「一人会社」は「株式会社」のハードルが下がったことや、有限会社が既に廃止されていることなどから「株式会社」を選ぶ人も増えています。
社会的な信用や税金面のメリットもあります。
利益が見込めない場合は「個人事業主」の方が良いこともあります。
