抱き合わせ商法は「人気商品に不人気商品を合わせたうえで、1つの商品として販売する手法のこと」。

欲しくない商品まで一緒に買わないといけない点において、消費者にとってはデメリットがあります。

セット販売は「ある商品と別の商品を合わせて、1つの商品として売ること」。

消費者にとってはどちらかと言えばメリットがあるケースが多いです。

「抱き合わせ商法」の意味

抱き合わせ商法とは、人気商品に付近希少品を合わせたうえで、1つの商品として販売する手法のことです。

要するに特定の品を買うには、別の欲しくない品まで買わないといけない状況があり、消費者にとってはデメリットが大きいです。

しかし、品薄などでそもそも欲しい商品が手に入らないときには、抱き合わせ商法であっても、それを買った方が得と判断する消費者もいます。

「セット販売」の意味

セット販売とは、ある商品と別の商品を合わせて、1つの商品として売ることです。

セット販売に関しては、消費者にとってメリットがある売り方という前提になっていますが、人によってはバラで売ってほしいと思うケースもあるため、必ずしも消費者にとって得であるとは言い切れません。

そのため、抱き合わせ商法との違いは微妙と感じられるでしょう。

「抱き合わせ商法」と「セット販売」の用法や用例

「抱き合わせ商法はお店の在庫を一掃するときに便利だ。

売れない商品と売れる商品を一緒にして、1つの商品として売ってしまえばいいのだから。」

「セット販売は場合によってはメリットがあるが、場合によってはいずれかだけ欲しい場合があるから、デメリットもあるんだよね。

バラで売ってくれないかなと思うことがあるんだ。」

抱き合わせ商法とセット販売は区別しづらい言葉

抱き合わせ商法とセット販売は、本来は単独で売っているのが普通な品を合わせて、1つの商品として売る状況を示しています。

どちらかと言えば、抱き合わせ商法の方がイメージが悪い言葉という言い方はできるものの、それぞれメリット、デメリットがあるため、どちらがいい、悪いという言い方は難しいです。

区別しづらい言葉と評価できます。

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