圧巻は「特定のモノの中で、特に優れている部分のこと」。

全体そのものが優れているのではなく、特定の部分だけに関して優れているようなときに使います。

圧倒は「他の同じようなものと比較したときに優れていること」。

したがって、圧倒に関しては全体に関して使うことができ、多くの人たちが抱いているイメージに近いと言えるはずです。

「圧巻」の意味

圧巻とは、特定のモノの中で、特に優れている部分を指しています。

あくまでも一部分であり、それ以外は特に優れているとは感じさせないような状況じゃないと使えません。

したがって、圧巻という言葉を実際に使うことができる機会に関しては、かなり限られていると言え、日常的に使用できるシーンはあまり多くないと言えるでしょう。

「圧倒」の意味

圧倒とは、他のものと比べて優れている状況を指しています。

同じようなものと比べてなので、一応制限はつきますけど、この圧倒に関しては割といろいろな機会で使用することができるはずです。

何かに圧倒されるとか、そういう言い方を普通にするので、日常生活の中で普通に使う言葉として、覚えておくと便利と言えるでしょう。

「圧巻」と「圧倒」の用法や用例

「このピッチャーに関しては、他の球種は全然大したことないのに、スライダーだけは本当に圧巻だな。

この決め球があるからこそ、三振を多くとれるのだろう。」

「あの選手の打撃力は他の選手を圧倒している。

したがって、この選手を抑えることができればなんとかなるかもしれない。

実際はそれがかなり難しいんだろうけどね。」

圧巻と圧倒はともに優れているという意味

圧巻も圧倒もどちらも優れているという意味で使われます。

しかし、圧巻に関しては特定のモノの一部が優れていると感じるときだけに使うため、そういう条件を満たしている必要があります。

したがって、圧巻という言葉は全体には使えないということで、そこが圧倒との違いになりますから、区別するポイントとして覚えておきましょう。

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